2017年09月11日

ポロシェンコ「ウクライナは独自の正教会を持つ権利がある」

 ポロシェンコ大統領は「2017年のウクライナ内外政情勢」と題する議会教書の中で、ウクライナは独自の正教会を持つ権利がある、と主張した。
 大統領は、ウクライナにおける正教会に独立(autocephaly)教会の地位を与える要請書をコンスタンティノープル総主教に送ったことについて、議員に感謝の辞を述べると同時に自らも親書を送ったと述べた。大統領は、「1991年以来の課題であり、ウクライナは独自の正教会を持つ権利があり、それを守る権利がある」と強調した。同時に、ウクライナ自治正教会の承認は、国教の誕生や他の正教会を禁止することを意味しない、とした。「ウクライナ国家は教会と分離しているが、しかし他国が従属する教会組織を用いて地政学的目的を達成しようとしていることに受け身ではいられない」とした。
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このへんのお話は松里教授の論文に詳しく書かれているのでご一読をお勧めする。世界宗教は主権国家間の政治とは違う論理で動いており、国が独自の教会を持てる権利なんてものはない。
 ウクライナ正教キエフ主教座を正統化して欲しい、という要請だが、コンスタンティノープルはまあ受け入れないでしょう。しかし、ウクライナ正教モスクワ主教座=クレムリンの手先、と断言していいのかね。
posted by 藤森信吉 at 10:11| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする