2017年04月02日

モルドヴァ国勢調査、公表される

こちらに2014年に行われたモルドヴァ国勢調査の最終集計結果が掲載されているので簡単に紹介。

・人口は299万8235人(過去12か月以上滞在)で2004年国勢調査からマイナス40万人。キシナウ人口は532513人で5.7万人減。
・男女比率は48.2% : 51.8% (2004年は 48.1 : 51.9 )
・平均年齢は37.6歳(同35.3歳)
・民族比率
 20142004
モルドアヴァ75.1%75.8%
ウクライナ6.6%8.4%
ロシア4.1%5.9%
ガガウス4.6%4.4%
ルーマニア7%2.2%
ブルガリア1.9%1.9%
その他0.5%
1%

  モルドヴァ人は大部分の地区、市に広がって居住している。16の地区・市では85%以上を占めている。タラクリア市はブルガリア人が66.1%を占め、ガガウス自治共和国ではガガウス人が83.3%を占める。ウクライナ人、ロシア人はキシナウとバリツィに集中している。

・母語比率
 20142004
モルドヴァ語56.7%60.01%
ルーマニア語23.5%16.49%
ロシア語9.7%11.26%
ウクライナ語3.9%5.5%
ガガウス語4.2%4.04%
ブルアリア語1.5%1.5%

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   出稼ぎで不在だったり(家族が記入)、回収率が低かったり、回答に空欄があったり、と集計作業に苦労がしのばれる。
「ルーマニア人」と「ルーマニア語」比率の上昇に注目。特にモルドヴァ語率の低下は、明らかに、ルーマニア語へ変更する人が多かったことを意味している。回答者は、前回の回答を引き継ぐ必要はないので、その時々の政治情勢等で民族比率や母語比率の数字は簡単に変わる。
とっていうか、モルドヴァ語とルーマニア語の違いはあるのか? 

ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 23:27| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ兵器産業、タイ市場を失う

 こちらによると、ウクライナ製装甲車の買い手であるタイが中国と購入契約を行った。
 マレーシアのランカウイで行われていた兵器博覧会で、タイ軍は中国北方工业公司(Norico)と装甲車ZBL09 34両を新規購入する契約を結んだ。
 ZBL09はウクライナがこれまでタイに供給していたBTR-3Eと同類の8輪装甲車である。
ZBL09の購入価格は5932.5万バーツ(169.5万ドル)/両であるため、都合5763万ドルの契約になる。また、中国側は、4億バーツ(1140万ドル)の装甲車、戦車の改修契約にも調印した。タイは、ウクライナ製OPLOTでなく、中国製VT4を購入することも決定した。
 キエフ装甲車・戦車工場製のBTR-3E1は2007-2011契約に基づきタイに供給されいたが、当初から様々なスキャンダルに見舞われていた。結局、タイ軍は、装甲車輌の主たる購入先を中国に変更した。ZBL09は国際舞台には出回ってらず、ベネズエラに40両輸出されたのみである。ロシアも同時にT90とBTR-82Aをタイに売り込んでいたが失敗した。
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 スペックとはともかく、兵器としては中国製とウクライナ製とロシア製、どれがいいんでしょうかねえ。言い換えれば、奇瑞汽車とZAZとAVTOVAZ、どの車を買いますか? 

posted by 藤森信吉 at 23:25| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アフメトフ、モルドヴァに電力供給

 こちらによると、DTEK社がモルドヴァへの電力供給を行うことになった。
 3月末に国際入札が締め切られ、DTEK Trading社が落札に成功し、2017年4月1日から2018年3月31日まで、モルドヴァの電力需要の8割を供給する契約に調印した。DTEK社は50.2ドル/MWhを提示、他方、沿ドニエストルのMGRESは54.4ドルだった。モルドヴァ経済省の試算によると、その価格差は年3億レイ(1500万ドル)になる。
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DTEKはかのアフメトフの会社。
電力輸出は沿ドニエストルの貿易輸出額の35%を占めているので、その輸出市場を奪われることは「死」を意味します。ダンピングして新しい輸出先を探しますかね。いずれにしても、沿ドニエストルは大ピンチ。
posted by 藤森信吉 at 15:43| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする