2016年12月31日

ウクライナ世論「2016年最大の国際的出来事は米大統領選」

 こちらによると、ウクライナ世論が選ぶ最大の国際的事件は米大統領選であった。
 ラズムコフ・センターおよびデモクラティック・イノシアチブによる調査、2016年12月16-20日、ウクライナ全土(占領地域除く)2018名。興味深い点のみ紹介。

・ウクライナの2016年の出来事といえば?
 ATO(14.4%)、公共料金値上げ(8.5%)、電子申請(8.2%)、サフチェンコ解放(6.9%)、新内閣編成(4.8%)、銀行の破綻・国有化(1.8%)、ユーロビジョン・ソング・コンテストでの優勝(1.6%) 以下略
・世界の2016年の出来事といえば?
 アメリカ大統領選(37.4%)、ロシアのシリア軍事介入(11.5%)、世界各地で戦争(10.8%)、テロリズム(5.3%)、ヨーロッパへの移民騒動(2.3%)、Brexit(1.8%) 以下略
・政治家の信頼度(±のバランス)
ホンタレヴァ(国立銀行総裁)マイナス80.0%
ヤツェニューク マイナス71.6%
アヴァコフ(内相) マイナス71.0%
ボイコ(野党連合党) マイナス59.8%
ティモシェンコ マイナス50.4%
ポロシェンコ大統領 マイナス44.2%
パルビィ(議長) マイナス42.6%
フロイスマン首相 マイナス36.7%
・機関の信頼度
大統領 マイナス45.2%
議会 マイナス69.2%
内閣 マイナス54.6%
検察庁 マイナス67.0%
警察 マイナス44.3%
国家官僚 マイナス73.7%
司法 マイナス72.5%
国軍 プラス36.3%、国境警備隊 プラス12.1% 国家親衛隊 プラス28.2%、志願部隊プラス33.7%
パトロール警察 プラス5.1%
ウクライナ国立銀行 マイナス65.2%、商業銀行マイナス72.9%
ウクライナのマスコミ プラス4.7% ロシアノメディア マイナス78.4%
教会 プラス29.8%
政党 マイナス67.0%、市民団体 プラス8.5% ボランティア団体 プラス44.4%
・ウクライナ最高会議の早期選挙を支持するか
賛成 46.0% 反対36.6% 回答困難17.5%
・政府が取り組むべき課題は?
ドンバス和平(74.9%)、公共料金(56.4%)、経済成長政策(48.2%)、汚職対策(45.6%)、年金・賃金引上げ(41.6%)、産業復興・労働先の確保(34.4%)、障碍者の保護(27.1%)、オリガルヒの影響力制限(19.5%)以下略
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 新しい傾向は特に見られず。
ATOにともなう活動を支持(軍事組織、ボランティア、メディアを肯定的に評価)
年末のプリヴァト銀行の破綻劇に世論は激怒(国立銀行総裁、国立銀行に対する支持率)
警察、司法、政治不信は独立以来、一貫した傾向(辛うじてパトロール警察がプラス評価)
posted by 藤森信吉 at 13:36| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

沿ドニエストル・アブハジア間でビザなし体制発足(笑)

 こちらによると、沿ドニエストル・アブハジア間でビザなし体制が発効した。
 29日、アブハジア議会は、ビザなし体制に関する協定を批准した。この協定は、両国の友好・経済・文化その他の関係を促進させることになる。90日以下であれば、ビザなしで滞在可能となる。
 「アブハジア共和国出入国に関する」法によれば、アブハジアは2016年4月1日から、協定を結んでいない諸外国民に対するビザ体制を導入していた。ただし、ロシア、ニカラグア、ツバル、南オセチアは除外されている。
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 未承認国家のビザ導入に何の意味があるのか考えただけでも夜も眠れません。 
posted by 藤森信吉 at 17:23| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドネツク人民共和国、経済成長率52%!

こちらによると、ドネツク人民共和国の経済成長率は52%だった。
 ザハルチェンコ元首は、住民との直接対話集会において、今年度の経済成長率は52%であったと述べた。
「2015年は残念ながら多くの企業は操業を停止していた。2016年は安定の年となった。今年度の結果として、52%の経済成長を獲得した」。ザハルチェンコ元首は、今年度、多くの企業がロシアに供給を開始しており、国庫を満たすことになる、と付け加えた。
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DNR統計局HPに成長率のデータなし。何の成長率なのか分からないが、おそらく、操業開始に加えて、当局が捕捉できる企業数が増えたためではないか。しかし、52%ねえ…スーパーの値札98円とかじゃないけど、キリが良い数字±2、というのはかなり人為的なものを感じる。

posted by 藤森信吉 at 13:33| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

ロシア外交 2016年総括

ロシア外務省は2016年の総括を発表したので、関連個所のみ紹介。
・ウクライナ内外の情勢は依然としてロシアの安全保障・利益に直接影響を与えている。
ウクライナ政権はミンスク合意の履行をサボタージュしている。
・沿ドニエストル問題は関係者が交渉のテーブルの戻ることにより、5+2が2年ぶりに再会された。
両岸で大統領が代わったことにより、将来の問題解決に肯定的な勢いがつけられている。
・全欧州的問題におけるOSCEの役割を支持している。OSCEはウクライナ問題に関するミンスク・コンタクトグループを編成し、特別モニターミッション(SMM)が派遣されている。
・ウクライナ領経由のロシア・ガス輸送に問題がある状況下において、トルコ・ストリーム、ノルド2、シベリアの力 といったプロジェクトに傾注している。
・外国のロシア・ディアスポラの立場強化、彼らの歴史的故郷との関係の維持のために包括的な作業を行った。同胞の権利保護が優先事項であり、OSCE資源を活用して、ウクライナやバルト諸国に住むロシア語系住民の状況に注意を向けている。
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意外に「ウクライナ」という単語が多く登場。
posted by 藤森信吉 at 11:57| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

ビジネスのしやすい国ランキング

 Forbes誌の「ビジネスのしやすい国」ランキングでウクライナは74位だった。
 貿易の自由度、金融の自由度、所有権、技術革新、技術力、官僚主義、投資家保護、汚職、個人の自由、税負担、市場パフォーマンスから評価するもので、ウクライナは金融、所有権、汚職で100位台を記録、官僚主義、貿易の自由度、市場パフォーマンスで良い評価を受けた。以下、旧ソ連諸国のランキング。
13位エストニア 15位リトアニア 25位ラトビア、43位ジョージア 58位カザフスタン 
64位アゼルバイジャン 74位ウクライナ 75位アルメニア、77位モルドヴァ
79位ロシア 108位クルグススタン 111位タジキスタン 
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ウクライナはロシアより上位で大喜びかと。あとモルドヴァの写真が微妙に違っていて笑える。
posted by 藤森信吉 at 10:48| Comment(2) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

モルドヴァ、中古車輸入禁止

 こちらによると、新年から生産後7年以上経過した自動車は輸入が禁止される。
 23日に議会が採択した法によると、2017年1月1日以降、7年超の自動車は輸入禁止となる。
輸入厳格化により、モルドヴァの環境に良い影響があることが期待されている。
同様の法律は、ルーマニア、ロシア、ウクライナで施行されている。
モルドヴァでは2012年まで斯様な制限が有効であったが、当時の議会が10年まで伸ばしたため、7-10年モノの自動車が3万台以上輸入された経緯がある。
posted by 藤森信吉 at 14:34| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トルチノフ、クリスマス祝日の変更を提案(二回目)

 こちらによると、トルチノフ・国家安全保障会議書記は、クリスマスを世界標準の12月25日に祝うよう、提案した。
 「エフェソス公会議(431年)においてクリスマスを12月25日に祝うことが決定された。カトリックと正教の分裂は1054年のことであるから、12月25日がカトリックの祝日とみなすことは全く正しくない。また、今日、12月25日はカトリック、プロテスタントのみならず、世界中の正教会によっても祝われている。ユリウス暦は2000年遅れである。最高会議が公式に祝日決定する前に、我々は世界の文明諸国とともに祝おうではないか」とトルチノフは述べた。
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 トルチノフは一年前にも同じ発言をしてましたね。
posted by 藤森信吉 at 10:19| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

ラゴージン、沿ドニエストル問題解決に意欲満々

 こちらによると、ラゴージン・ロシア副首相は沿ドニエストル問題の交渉活発化に期待感を示した。
 ラゴージン・ロシフ副首相・ロシア-モルドヴァ政府間委員会共同議長・沿ドニエストル担当大統領代表(長いな)はキシナウでドドン・モルドヴァ新大統領と会談を行った。
ラゴージン・ロシフ副首相・ロシア-モルドヴァ政府間委員会共同議長・沿ドニエストル担当大統領代表はドドン大統領との会談以前に、モスクワで沿ドニエストル新大統領と未承認国家が抱える課題について議論した」と述べ、ロシア・モルドヴァ政府間委員会に沿ドニエストル側がオブザーバーとして加わっていることを指摘した。沿ドニエストル住民に影響を与える経済問題について、沿ドニエストル側がモルドヴァ大統領に情報を与えることは意義あることだと思う。人々の福祉と安全に関係するからだ」と述べた。一方、モルドヴァ大統領は「モルドヴァはロシアとの戦略的パートナーなしには生き残れない。経済的観点だけでなく、モルドヴァの国家制についてもだ。友好・戦略的関係の回復は、沿ドニエストル問題の解決をもたらす」とロシアの役割を高く評価した。
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ドニエストル川両岸で「ロシアの犬」と「金の亡者」が新大統領になったことにより、紛争解決の好機到来、と。

posted by 藤森信吉 at 11:57| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

遠すぎた新千歳空港

 本日は東京で行われる研究会に参加する予定であったが、大雪の余波に阻まれて新千歳空港へ辿り着けず、早々に断念。仮に空港に遅れて到着しても便数が少ないAirDOでは振替便はまず押さえられない。
 雪は昨晩で止んでいるのだが、JR札幌駅に行くと「除雪のため午前中は完全に運休」とのアナウンス。おかしい、自宅を出る時にチェックした限りでは、JR北海道のHPには何の告知も出ていなかったはずなのに。高速バスはざっと150mの長蛇の列、しかも屋外で氷点下。
 という訳で、言い訳じみているが、札幌で大雪に遭遇した場合のTIPS。

・JRがダメなら他もダメ
 除雪が追い付かずJRが運休もしくは間引き運行になった場合、高速バスも確実にダメ。高速道路は確実に50km制限だし、一般道は渋滞で札幌市内から新千歳空港に着くまで2時間はかかる。

・振替便はネットで押さえろ
 空港に着いても窓口は長蛇の列、そして電話予約はつながらない。ここはネットで押さえよう。それ以前に、同じ状況の人がたくさんいるので、彼らに先んじて同日便を予約するのは至難の業。なお、大雪の影響がある場合(JRは運休、新千歳空港は欠航なしという場合でも)航空券のキャンセル料は発生しない場合が多いようだ。

・宿泊先は琴似駅周辺まで範囲を広げて
 新千歳に近い千歳とか恵庭はまず予約が取れない。そこで札幌まで戻ろうにも、中心部のビジネスホテルは満室で、一泊1.5万円とかふざけた値が付けられている。そもそも同じ状況の人がたくさんいるので(以下略)。しかし琴似駅まで範囲を広げると、安いビジネスホテルがあっさり見つかることがある。ネットより直に電話予約がお勧め。






 
posted by 藤森信吉 at 23:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国家はシェリフに奉仕する

 こちらによると、クラスノセリスキー沿ドニエストル新大統領は、国家通関委員会長に、ヴィタリー・ニャーグ氏を起用した。
 ニャーグ氏は1976年、スロボゼヤ市生まれで沿ドニエストル国立大学卒、ロシア大統領付属国家公務員アカデミーを修了。スロボゼヤの検察庁を皮切りに法務畑を歩み、2008-12年にはシェリフ社の法務部に勤務、2012-16年に沿ドニエストル弁護士会所属の弁護士として働いた。
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 シェリフは輸入企業だから通関は重要な人事。今や、沿ドニエストルは、大統領のみならず、国家機構全てがシェリフ社の企業活動に奉仕するという、マルクス主義的な国家に。
posted by 藤森信吉 at 18:24| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プーチン、クリミアのエネルギー供給体制を自賛

 23日、プーチン大統領はテレビ各局とのインタビュー「大記者会見」に登場した。
その中でクリミアのエネルギー供給体制について(誰も質問していないのに)言及した。
 クリミアの問題の一つはエネルギー供給であるが、クリミアのガス輸送システムが、ロシアのガス基幹パイプラインに接続され、2、3日後に統合されてロシアのガスがクリミアに供給開始される、と述べた。ガスが来次第、クリミアで火力発電所が2基建設され、470MWが追加される。つまり、全発電容量は2000MWに達する。今日の消費ピークは1100-1200WMであるとすると、クリミア経済発展のために800MWが余剰として用いることができる。
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ウクライナに関しては、EUとのビザなし体制を完全に支持する、と述べたくらいで、特に新しい点はなし。
posted by 藤森信吉 at 17:46| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

ガスプロム、モルドヴァとのガス契約を3年延長

 こちらによると、ガスプロムはモルドヴァに対し現行のガス契約を3年延長する意向を表明した。
ゴルベフ・ガスプロム副社長と会談したフィリップ・モルドヴァ首相によると、ガスプロムは現行の契約下でモルドヴァへのガス供給を2019年まで延長することになる。これにより、モルドヴァは2016年より安価なガスを利用することができ、この期間中に過去のモルドヴァのガス債務を再構築する機会を得た、と首相は評価した。また、「現在、モルドヴァは期日通りにガス料金を払っており、債務はない。意志があれば、問題は解決されるであろう」と述べた。
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モルドヴァ大統領選挙と沿ドニエストル大統領選挙の結果を受けた形に。
沿ドニエストルへのガス垂れ流しも3年間延長、と。3年後には沿ドニエストルのガス債務は80億ドルに達するとの予測もある。
posted by 藤森信吉 at 12:30| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

人道援助コンボイ第59弾、到着

 こちらによると、ロシア非常事態省が組織する「人道援助コンボイ」第59弾が、ロシア国境を越えて人民共和国に到着した。
 ウクライナ国境警備局長の報道官によると、ロシア外務省からの書類では40両と記されていたが、46両が越境してきた。ウクライナ側は目視観測のみであり、斯様な越境は国際規範およびウクライナ法に違反している、としている。
 また、ドネツク人民共和国の報道によると、DNRに250トン(ベビーフード140トン、新年の子供用プレゼント10トン、医療品72トンがもたらされた。第58弾の人道コンボイは11月24日に到着しており、290トン以上をもたらした。
posted by 藤森信吉 at 20:46| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月21日

ティモシェンコ人気、継続中

 こちらによると、ティモシェンコの支持率は、議会選挙、大統領選挙ともにトップだった。
 キエフ国際社会調査研究所(KMIS)による調査、12月3-12日、ウクライナ全土2040人を対象
・大統領選挙の投票先
ティモシェンコ 18.1%
ポロシェンコ 12.5%
ボイコ 11.9%
ラビノヴィッチ 9.3%
リヤシコ 8.3%
フリツェンコ 7.5%
ヴァカルチューク 6.4%
サドーヴォイ 5.5%
チャヒニボーク 4.4%
サフチェンコ 2.7%
ヤロシ 2.3%

・議会選挙
祖国党 18.3%
野党連合党 12.2%
ポロシェンコ連合党 11.9%
生活のために党 10.4%
ラディカル党 9.8%
自助党 7.6%
国民ポジション党 4.8%
サアカシビリ党 4.1%
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 これは酷い。新しい政治家全く出てきませんねえ…ティモシェンコもボイコもポロシェンコも20年くらいウクライナ政界を徘徊している。その間の疑惑も数知れず。特にボイコ。
posted by 藤森信吉 at 17:10| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドネツク人民共和国、ロシアのディプロマ受領者増加

 こちらによると、2016年、千人以上のDNRの高等教育機関の学生がロシアのディプロマを受領した。
 DNR教育科学相によると、本年度1-12月に1014名のDNR学生がロシア様式のディプロマを受領した。事実上、人民共和国とロシアの2つのディプロマを取得したことになる。
 2015年以降、ロシア高等教育機関のディプロマを受けたDNRの学生は三千人を超えており、ロシア高等教育機関の提携サテライトやドネツクからのビデオ会議によって諮問を受けた者たちである。
 DNR高等教育機関の学生は皆、ロシアで提携校を見出し、自ら協定を結ぶことができる。
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 文面からすると、学士ではなく、専門家(スペシャリスト)とか博士のディプロマのように思えるが、それだと人数が多すぎるか。それ以前に、人民共和国の教育レベルはFラン。
posted by 藤森信吉 at 00:02| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月20日

ロシアNIS調査月報2017年1月号に寄稿しました

ロシアNIS調査月報2017年1月号に「天然ガスから見るウクライナ独立25年」を寄稿しました。




 
posted by 藤森信吉 at 17:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国立銀行、プリヴァト銀行に資本注入開始

 こちらによると、ウクライナ国立銀行は、プリヴァト銀行に資金注入を開始した。
 19日、国立銀行はプリヴァト銀行の資金流動性を維持するため150億フリブナを注入した。この結果、同行はATMサービスを続けることができる。プリヴァト銀行によると、一日で20億フリブナが引き出されている。
 また、ダニリューク財相は、同行の国有化に際しては第一弾として430億フリブナが注入され、資本の再構成額は最大で1480億フリブナ、最小で1168億フリブナとなる、と述べた。プリヴァト銀行とオシチャド銀行(国有の貯蓄銀行)との合併についても可能性を排除しなかった。





posted by 藤森信吉 at 12:38| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

プリヴァト銀行、国有化

ウクライナ政府はプリヴァト銀行の100%国有化を決定した。
 財務省がプリヴァト銀行の株式100%の所有者となり、クライアントは保護される。
 移行は19日から開始され、プリヴァト銀行の業務は通常通り行われる。
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大株主はボホリュボフ(42%)とコロモイシキー(50%)。コロモイシキーはすでに合意しているとのこと。
posted by 藤森信吉 at 11:48| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月18日

「欧州の穀倉」復活

 ウクライナ農業・食糧省によると、農産品が全輸出額の40%を超えた。
 国家統計局の2016年1-10月貿易統計によると、ウクライナ農産品の輸出額は118億3720万ドルで全輸出額の40.7%を占めた。他方で、農産品輸入額は31億750万ドル(9.9%だった。
 輸出品構成は、穀物(48億ドル)、食用油(31億ドル)他であった。
 2015年度の農産品輸出額は145億6420万ドルでシェアは38.1%であった。
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統計を見ると、鉄鋼のシェアは23%、没落とは言い切れないようだ。 
posted by 藤森信吉 at 18:33| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガスプロム、1-2月ウクライナ・ガス危機を予測

 こちらによると、ミレル・ガスプロムCEOはウクライナ経由ガス輸送のリスクを指摘した。
 ウクライナが冬季末までガスプロムからガスを購入しないことになったため、「ウクライナ領経由のガス輸送にリスクが生じる。ウクライナは例年より早くガスを地下ガス貯蔵庫からくみ出している。冬の気温や雪次第でウクライナはロシア・ガスなしにはやっていけなくなる。加えて、今日、欧州市場ではロシアガスの需要は非常に大きく、ウクライナのガスパイプラインで追加的に送っている」とミレル氏は述べた。
 これに対し、ナフトガス社は、ロシア側は故意に危機を起こそうとしている、とした上で、ナフトガスはウクライナ消費者に十分なガスを確保している、ウクライナ側は、EU諸国へガスを輸送するという重要な立場を理解しており、輸送義務を完全に果たす、と反論した。また、欧州委員会に対し、独立した事態コントロールのためにウクライナ・パイプラインの出入ポイントにモニターチームを派遣するよう求めた。
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予測の自己実現 という言葉を思い出す。
posted by 藤森信吉 at 09:13| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする