2016年10月31日

モルドヴァ大統領選挙、ドドン候補 勝利確実

 モルドヴァ中央選挙管理委員会によると、ドドン候補(社会党)の得票率は過半数に僅かに届かない模様だ。
 10月30日に行われたモルドヴァ大統領選挙の開票結果(開票率99.14%)
ドドン(社会党) 48.39%
サンドゥ(実行と連帯) 38.27%
チュバシェンコ(我々の党) 6.03%
 以下略
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我々の党は、決選投票に進めなかった場合、支持者に対しドドン候補に投票することを呼び掛けているので、11月13日に行われる決選投票でドドン候補の当選は揺るぎないだろう。さて、ドドン大統領のもと、どこまでモルドヴァのEU統合路線が転換しますか。
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2016年10月30日

政府、最低賃金を3200フリブナに爆上げ

 こちらによるとウクライナ政府は、来年1月1日から最低賃金を現行1450から3200フリブナに引き上げる決定を行った。5月に議会は、2016年12月1日から最低賃金を1600フリブナに引きあげる法律を採択していた。
*3200フリブナ=約120ドル
 フロイスマン首相によると、本決定は予算の全体的なバランスによるものであり、インフレ亢進を引き起こさず、ビジネスを損なうものでもない。
 物価上昇により、最低賃金は2016年5月時点で、最低生活コストの29.1%をカバーするに過ぎなかった。したがって第一に最低賃金を倍加し、第二にそれに合わせて公共料金体系をセットし、第三に賃金体系も変更される。独立以来25年間ではじめて、最低賃金は、現実性を反映したものになる、とした。
・最低賃金の引き上げは誰に関係するの?
 すべての労働者に関係する。いかなる労働者といえども月給3200フリブナ以下では働かされない。
・最低賃金引き上げで月給はどうなるの?
 例えば地方裁の給料は10最低賃金と定められており、最低賃金が1600フリブナである場合、16000フリブナを受けていた。政府はこのような社会的不正義を改め、全ての労働者の賃金を引き上げる。
・社会補助金は削られるの?
 2016-2017暖房季の補助金は削られない。

 第一副首相によると、最低賃金引き上げにより、来年度の経済成長率は3%、平均為替レートは27.2/ドルを予想している。
http://www.slideshare.net/volodymyrgroysman/2017-67665954
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賃金引上げ→税収増・年金基金改善、(社会保障費削減)ということらしい。なんとかミクスも最低賃金を2倍くらいにしないと効果は出ませんぞ。ラッファー曲線をなんとなく思い出すのは昭和。
posted by 藤森信吉 at 12:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

ガス市場にフランス企業参入

 こちらによると、フランス企業Engie社はウクライナ市場にガスを供給する。
 フランスのエネルギー企業Engie社はパイプライン・オペレーター企業ウクルトランスハス社との間で輸送および貯蔵に関する契約に調印した。これにより、Engie社はウクライナの地域消費者に直接ガスを供給することが可能となる。
 コボリョフ・ナフトハス社長は「斯様なヨーロッパ企業がウクライナ市場に参入することは、良い先例になる」と述べた。2015年度、Engie社はウクライナに、主としてナフトハス社に35億m3のガスを供給している。同社はウクライナに子会社を開いている。
posted by 藤森信吉 at 17:45| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドネツク人民共和国、アルコール販売を制限

 こちらによると、DNRではアルコールの深夜販売が禁止される。
 10月27日に発効した「アルコール・タバコ製品の生産および流通規制法」によると、アルコール製品およびタバコの販売・使用が制限される。アルコール製品はスポーツ施設、公共空間(玄関、エレベーター、階段、子供広場、公園、休暇施設、旅行施設等)での販売が禁止され、販売ライセンスが必要とされる。また23時から8時までの販売が禁止される。
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 夜間外出禁止令が出ているはずだがら、深夜の販売禁止はホテル内のバーくらいしか対象にならないような気がする。ホテルに客はほとんどいないけど。
 

 
posted by 藤森信吉 at 11:25| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

フロイスマン首相、資産を電子申告

こちらによると、フロイスマン首相は資産を電子申告した。
 それによると、240万フリブナ、87万ドル、46万ユーロの現金を保有し、アパートを2部屋、家を2軒、土地を4区画、美術品20を保有している。また、クレディ・アグリコーリ銀行に211万1千フリブナ、プリヴァト銀行に2万1775フリブナおよび1万6200ユーロ、プロムインヴェスト銀行に3499フリブナの預金高がある。
 首相夫人は、160万フリブナおよび37万2千ドルの現金、および19万3549フリブナの預金を申請した。
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現金と預金の違いが不明だが(前者はタンス預金か?)、フリブナ:ドル:ユーロのポートフォリオ(笑)は1:9:5くらい。
posted by 藤森信吉 at 19:40| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

避難民の半数、帰郷の意思なし

 こちらによると、国内避難民の48%は旧居住地に戻る意図がない。
 КМИСによる調査、7月22日から8月16日、クリミアおよび人民共和国を除くウクライナに移住した1500人が対象。
・帰郷の意思がない48%、 ある36%、回答困難16%
・過去6か月以内に占領地域を訪問していない 69%、旧居住地を訪問した27%、他の住民地区を訪問した 3%
・避難民に対する偏見を感じない 61%、常に偏見を感じる 3%、時々感じる 11%、まれに感じる 21%、回答困難 5%
・偏見を経験した者のうち、50%が同僚や隣人から、31%が国家公務員から、30%が家主から、22%が雇用者から、10%が教師、医師から、4%が治安関係者から。


posted by 藤森信吉 at 20:50| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドドン候補「クリミアはロシア領」

こちらによると、テレビ討論会において、ドドン大統領候補(モルドヴァ社会党)は、「クリミアはロシアに属する」と発言した。
 クリミアはどの国に属するのか、という視聴者からの質問に対し、ドドン候補は「ロシア連邦である」と回答した。リップ候補(民主党)は「モルドヴァは国境変更を認める訳にはいかない」と答えた。

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 さすが、ドドン、クレムリンの犬。
なお、こちらによると、26日、リップは立候補を取り下げた。モルドヴァには親ヨーロッパ大統領が必要であり、サンドゥ候補の方がドドン候補に勝つ可能性が高いため、とのこと。ドドン候補が第一位で決選投票に進めるのは確実だが、親ヨーロッパ候補がひっくり返せますかねえ。親ヨーロッパvs親ロ、という構図に見えるが、現政権下での汚職や経済パフォーマンスに対する国民の審判の色彩が強い。
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2016年10月26日

ウクライナは69位(男女平等度ランキング)

2016年度男女平等度ランキングによると、ウクライナは世界69位であった。
 ウクライナは教育への参加で高スコア、政治で低スコア。政治、官僚、会社で男女格差が減じているが、所得と労働参加でギャップがあることが指摘されている。
 旧ソ連諸国では、
ラトヴィア 18位、エストニア 22位、リトアニア 25位、モルドヴァ 26位、ベラルーシ 30位
カザフスタン51位、ロシア 75位、クルグス 81位、アゼルバイジャン 86位、ジョージア 90位、
タジキスタン 93位、アルメニア 102位。
 因みに日本は111位。
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先のビジネス環境ランキングといい、旧ソ連諸国ではベラルーシの健闘ぶりが光る。きっと素晴らしい国なのだろう。
posted by 藤森信吉 at 22:05| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナは80位(Doing Business)

 こちらによると、世銀評価による「事業のしやすさ」ランキングでウクライナは80位だった。少数株主保護や裁判による契約履行の容易さが特筆されている。
 旧ソ連諸国のランキングは
エストニア 11位、ラトヴィア 14位、ジョージア 16位、リトアニア 21位
カザフスタン 35位、ベラルーシ37位、アルメニア 38位、ロシア 40位、モルドヴァ44位、
アゼルバイジャン 66位、クルグス75位、ウズベキスタン 87位 となっている。
 因みに日本は34位。
posted by 藤森信吉 at 21:25| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

ルーマニア、モルドヴァ留学生に投票の便宜

 こちらによると、ルーマニア政府は、ルーマニア内のモルドヴァ学生に無料の往復乗車券を提供する予定である。
 ルーマニア交通省によると、ルーマニア内で学習する18歳以上のモルドヴァ学生に対し、30日のモルドヴァ大統領選挙の投票所までの往復乗車券を提供する計画である。期間は29-30日限定で、復路は30日のみに設定されている。
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正確な数字は忘れたが、モルドヴァの大学生の数割はルーマニアに留学しているため、彼らが帰国して投票するとなると選挙結果に大きな影響を与える。ルーマニア留学組=親EU となるので、ルーマニア政府による梃入れ政策の意味もある。というか、ブカレストで在外投票も可能な気がするが…。
posted by 藤森信吉 at 12:27| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

ポロシェンコ、ミンスク合意を語る

 こちらに、ポロシェンコ大統領のジャーナリストとの会談録が掲載されているので簡単に紹介。
・ドネツィク・ルハンシク占領地域における地方選挙の実施は、予めミンスク合意のすべての安全保障項目の履行を伴わなければならない。ウクライナが提案したロードマップには、安全保障項目は政治項目に先んじなければならない、と記されている。
 最初に停戦を行い、OSCEを国境を含む地域で活動させで技術的な調査を行い、捕虜を解放した後、選挙法の可決問題に入る。今日、ドンバス占領地域には、多数のロシア軍人、軍事兵器が存在しており、選挙過程を実施する条件に欠けている。従って、第一段階として、OSCE武装ミッションの国境管理コントロールを受けいれなければならない。OSCE武装ミッションはロシアの部隊、ロシアの兵器、ロシアの弾薬の浸透を阻止する。選挙の翌日に、ウクライナ軍による国境のコントロールが回復される。
 ウクライナはミンスク合意の全ての責務を果たしており、またドイツ、フランスからの支持を受けている。ウクライナの立場はシリア問題とはリンクしていない。また、ロシアはミンスク合意の責務を果たしていない。


posted by 藤森信吉 at 13:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノルマンディー4ベルリン首脳会議秘話

こちらに、ノルマンディー4サミットの裏話が掲載されているので、興味深い点のみピックアップ。

・各代表は自らの言語で発言するが、時々、英語でも発言。ポロシェンコはウクライナ語と英語で発言するが、プーチンに対しては直接、ロシア語で話しかける。プーチンはロシア語のみ。
・プーチンはスルコーフ、ラヴロフを伴う。グリズロフ(ミンスク会議のロシア代表)は入国できなかった模様。ラヴロフは、会議の緊張を和らげようと、ジョークを言ったりワインを注いだりしていた。
・安全保障の問題で揉める。プーチンは、ドンバス地方選挙、特別地位、恩赦を主張するが、停戦、軍の撤収、国境のウクライナ管理については言及なし。メルケルが「停戦が必要であることに合意しましょう」と呼びかける。
・プーチンは三度にわたり交渉を打ち切ろうとするが、メルケルに「ウラジーミル、建設的な議論を行いましょう」とロシア語で呼び掛けられる。
・ポロシェンコはプーチンに対して直接、ロシア語で「皆にとって自明だが、ロシアの兵器・部隊はどれくらいドンバス占領地域にあるのか?」と詰問。
・ドンバスの人道状態について、ウクライナ側は国際赤十字社のフルアクセスを要求、プーチンはロシアの同意なしには国際機関の活動はない、と発言。メルケルが「ロシアはアレッポに続いて、ドンバスでも同じことを繰り返したいのか?」とプーチンに問いかけ。
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 ウクライナ側の報道です、念のため。ドイツ、フランスがウクライナ側寄り、姑息なプーチン、という印象を抱かせる。個人的には、多言語能力は素晴らしいな、と(笑)。身長と多言語の面では、ポロシェンコはプーチンより上だ。
posted by 藤森信吉 at 11:29| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月23日

ウクライナ、来年度から使用済み核燃料を自国保管

 こちらによると、ウクライナは使用済み核燃料の保管を自国保管にする。
 ナサリク・ウクライナエネルギー石炭相によると2017年以降、ウクライナは、使用済み核燃料を自国に建造する保管庫に保管し、リサイクルが多元化されることになる。ウクライナは使用済み核燃料保管として毎年、2億ドルをロシアに支払っていたが、2017年以降はこの額が節約される。同様に、ウクライナは、核燃料の供給多元化も進めており、原発の核燃料の40%はWestinghouse製となる予定である。
 他方、ロシアのロスアトム社は、ウクライナ側とは前払い金体制であり、前払い分については再処理を行う、とコメントしている。
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 再処理施設、ウクライナにあったっけ?
posted by 藤森信吉 at 11:50| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ、11月から産業界向けガス代値上げ

 こちらによると、ナフトガス社は大口消費者に対するガス料金を11月から16.8%値上げする。
 11月1日以降、月5万m3消費し、かつナフトガス社に対する債務がない消費者に対しては、16.3%増の7380フリブナ/m3、それ以外の消費者は8183フリブナ/m3(VAT込)に値上げされる。
 8月に産業界向けに値上げ(8.3%増)、9月には7.9%値下げ、10月には5%値上げ、となっている。7月のガス料金と比較すると11月は23.1-21.7%の値上げとなる。2015年10月以降、住民および発電・熱供給公社向けを除く消費者に対する国家規制は撤廃されたため。ナフトガス社はガス代の値上げをはじめている。
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7380フリブナ=290ドル/1000m3。ウクライナのガス輸入価格の単価は約200ドル/1000m3、コストをカバーできるのだろうか?
posted by 藤森信吉 at 11:35| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

ウクライナ、ポーランド、リトアニア共同声明法案

ウクライナ最高会議は、「第二次世界大戦およびロシアのウクライナ侵略について記憶およびポーランド下院とウクライナ最高機会議の連帯」決議を採択した。
 本決議は、三国(ウクライナ、ポーランド、リトアニア)議会の委員会で支持済であり、3国議会でともに採択される予定であったが、リトアニア新議会では審議がはじまるのが12月であるため、除外された。
 本決議文は、両国議会で同時採択されるものであり、第二次世界大戦中に自由と独立を守るために犠牲となったポーランドおよびウクライナ人民の歴史と、独立を破壊する外国侵略者を非難している。両国人民を大量に抑圧する結果となったモロトフ・リッペントロップ条約にも言及している。
 また、ロシア連邦のクリミア占領およびウクライナ東部への軍事侵攻を国際法違反であるとしており、「NATO条約の枠内で連帯し、ウクライナのNATO加盟目標を支持する」と述べている。
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UPA問題で揉めた両国議会だが、共通の敵のおかげで連帯する余地はあるようだ。というか、ウクライナはソ連だったから、ポーランドに侵略した側じゃないか? 
posted by 藤森信吉 at 12:09| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月21日

ポロシェンコ「ロシアもOSCE武装ミッションの展開に賛成」

 19日、ベルリンにおいて開催されたノルマンディー4首脳会談後の記者会見において、ポロシェンコ大統領は、OSCE武装ミッションの人民共和国への展開案を4国が支持した、と述べた。
 ポロシェンコ大統領は、ドンバス地方選挙実施の安全実施のためにドンバスのウクライナ非コントロール地区(ロシアとの国境含む)にOSCE武装ミッションを展開させる案に、ドイツ、フランス、ロシアが支持を表明した、と述べた。
 「我々が名付けるところのOSCEの警察ミッションが、選挙過程や移行期間、安全を確保する。ロシア側もこの武装警察ミッション導入の必要性については支持している」と大統領は述べた。
 ドイツ外相の報道官は、「最後の会談以降のミンスク合意の履行状況を評価し、今後の歩みについて検討するため」メルケル首相がポロシェンコ、オルランド、プーチンを招待した、とした。
 他方、フランス外務省は、本サミットの目的は、ウクライナにドンバスの法的地位問題を進展させるためである、としていた。
 OSCEの武装ミッション展開について、DNRソビエトのプシリン議長は、武装ミッションについてはOSCE全参加国の全会一致でのみ可能となる、また各国議会の批准も必要となる、また展開に際してはDNRおよびLNRの同意も必要になる、と述べた。他方、ノルマンディー4が協議しているミンスク合意履行に至るロードマップを支持する、というプシリン議長の声明文を発表している。

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ロシアがOSCE武装ミッションに賛成している、という記事は本ブログでも度々紹介してきたが、今般のサミットで合意に至ったようだ(合意文書はないが)。
OSCE警察ミッションの展開⇒ドンバス地方選挙の実施⇒国境線のウクライナ管理、という流れになる。
 これだけ見るとDNRとLNRはロシアに梯子を外された形に。
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2016年10月20日

ウクライナ代表団、デバリツェベの支配回復を要求

 クチマ元大統領の報道官によると、ドンバス和平を巡る3者コンタクトグループのビデオ会議が開かれ、ウクライナ側は、デバリツェベの支配権を要求した。
 DNR、LNR代表を交えた3者会議において、ウクライナ側はミンスク1(2014年9月19日調印)で規定されたウクライナ側のデバリツェベに対するコントロール項目について注意を喚起し、ドネツク・ルガンスク州の特別地域の代表(=人民共和国)が規定違反していること、また禁止されている重火器の配備を行っていることを指摘した。
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 2015年2月の激戦地であったデバリツェベ(ロシア語でデバリツェボ)、ここでウクライナ軍が大敗、撤退して、ミンスク2が調印された訳だ。鉄道の拠点地であり、聞くところによるとロシアから工兵チームがやってきて、速攻で修復してしまったらしい。
 それはともかく、原則論を主張して交渉をGDGDにさせるのはウクライナのお得意戦術といえる。欧米が、ロシアのドンバス介入を非難し続けている一方で、実はウクライナもミンスク2履行のやる気ゼロ。
追記)
・ロシア、デバリツェベのウクライナ管理に反対
・DNR、デバリツェボは渡さない
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2016年10月19日

世銀、ガス購入費5億ドルを保証

 世銀は、ナフトガス社に対する5億ドル保証を承認した。
 この保証は今冬のナフトガス社のガス購入に充てられる。2014年以来、世銀はウクライナに44億ドルを提供しており、2015年だけでも2件の開発政策借款と2件の投資案件、合計17.75億ドル相当を承認してきた。
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5億ドル全てを天然ガス購入費に充てると25億m3程度。ロシアが言っていた「20億m3足りない」はこの融資を指していたようだ。
posted by 藤森信吉 at 15:24| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

ウクライナの空港からロシア語追放

 こちらによると、ウクライナの空港のロシア語表示が変更される。
 ウクライナ・インフラ相によると、ウクライナ空港における電光掲示板、シグナル、音声ガイダンス等のすべての情報はウクライナ語もしくは英語になる。
 「ロシア語は必要ではない。国家語使用の問題ではなく、第一に自尊の問題である。空港職員もウクライナ語もしくは英語を用いらなければならない」と大臣は述べた。
 現在、地方のウクライナ空港ではロシア語が主要で、ウクライナ語、英語、ロシア語、路線先の言語の3-4言語が使用されている。ウクライナ国際航空社では、ウクライナ語、ロシア語、英語のアナウンスを行っている。
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ウクライナ・ロシア間の直行便がない隙にロシア語を追放、と。ロシア語とウクライナ語表記で、「ハンガリー」が一番違いますかね。
posted by 藤森信吉 at 11:38| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

ウクライナ、ガス備蓄シーズン終了

 こちらによると、ウクライナはガス備蓄を終了し、汲み出しに転じた。
 ガスパイプライン運営会社ウクルトランスハス社の報道官によると、ウクライナはガス備蓄を終了し、ガス貯蓄庫からの汲み出しを開始した。汲み出し量は120万m3/日で、備蓄量は147億m3(備蓄率48%)である。
 9月半ばには、ナフトガス社長は11月1日時点で151億m3という備蓄量が可能であるとの見解を示していた。他方で、ノヴァーク・ロシア・エネルギー相は冬季を平常通りに過ごすには20億m3を追加する必要があり、ウクライナが購入を望むなら、ロシアには必要量を供給する用意がある、と述べていた。
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ウクライナのガス消費量は激減しているので、150億m3でも足りそうだが。
ソ連時代のような目張りの風習を国民運動として復活させるべきだ。チャウシェスク時代のルーマニアかよ
posted by 藤森信吉 at 12:51| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする