2015年12月31日

ミンスク合意、延長で合意

こちらによると、ノルマンディー4首脳による電話会談が行われ、ミンスク合意の有効期間を2016年度に延長することで合意した。
 停戦体制の遵守の厳格化、コンタクトグループにおいて、ドンバスの地方選挙実施についての協議の活発化について合意がみられた。四か国外相は2016年初頭にミンスク合意の事項実施に関する協議を行う。
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10月4日のパリサミットにおける合意を改めて確認したといったところ。ミンスク合意の履行で一番やる気がないのは間違いなくウクライナ。
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ウクライナ、ロシアの禁輸に対抗措置

 こちらによると、ウクライナ政府は、ロシア製品の禁輸リストを公開した。
 ウクライナ経済発展・通商省のリストによると、2016年1月2日からロシア製品に輸入関税がかけられる。
また、1月10日から、ロシア製品のいくつかが輸入自体を禁止される。
 禁止される製品は、肉、魚、乳製品、コーヒー、茶、チョコレート、菓子、ベビーフード、マカロニ、ビール、ウォッカ、たばこその他である。食料品に加え、鉄道、路面電車、機関車も禁輸リストに加えられる。
 ロシア政府が12月21日にウクライナ農業製品の輸入禁止およびその他製品の関税化を発表したことに対する対抗措置である。
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ロシア産チョコレートが輸入されなくなり、ロシェンもにんまり。
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2015年12月30日

ウクライナ世論の6割「国は正しくない方向に進んでいる」

 こちらに、ウクライナ世論調査の結果が掲載されているので一部紹介。
 老舗の世論調査機関「デモクラティック・イニシアチブ」による調査、12月15-25日、ウクライナ全土2040人(占領地域除く)
・ウクライナは正しい方向に進んでいるか
 正しい方向 20.6%  正しくない方向 60%  回答困難 19.4%
・ウクライナが正しい方向に進んでいるとする理由は?(正しい方向、と答えた層)
 ヨーロッパ統合路線62.2% 社会活動、ボランティアの増加社会の変化 38.7%
必要な改革を迅速に実施 38.2% ウクライナ軍が侵略に対抗 34.2% 人々の愛国化32.8% 以下略
・正しくない方向に進んでいるとする理由は?
 東部の戦争 72.6% インフレ・給料 68.9% 汚職57.0% 将来に希望が持てなくなっている 37.7%
公共料金の値上げ 36.4%  オリガルヒの支配 31.2% 以下略
・どのような兆候が出ると正しい方向に進む、と感じるか(5つ以内)
 ドンバス和平 72.8% ウクライナ経済の成長 55.6% 生活、年金、賃金、奨学金の向上 51.6%
 汚職の逮捕 50.1%  新しい働き口 36.8% 公共料金の値下げ 31.7% オリガルヒ権力の低下23.7%
・信頼度(信頼する−信頼しない、%)
 大統領 マイナス40  議会 マイナス74 内閣 ナイナス67 ウクライナメディア 0 
ロシアメディア マイナス75
ウクライナ軍 プラス22 教会 プラス46
・ウクライナの優先順位は(2014年12月)
 EU加盟 55.8% (57.3) ロシア・ベラルーシ・カザフ関税同盟 13.1%(16.3) 回答困難 31.1%(26.5)
・ウクライナの安全保障になるものは(2014年12月)
 NATO加盟 43.0%(46.4) ロシア・CIS諸国との軍事同盟 4.8%(14.8) 中立 28.7%(20.9) 回答困難23.1%(21.7)
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 政府機構、メディアに対する信頼度は軒並み過去最低レベルに低下。一年前に比べ、ウクライナ軍、警察への信頼度は微改善しているが、同じ治安機関でも、検察、裁判所、ウクライナ保安庁の信頼度は低下。EU加盟、NATO加盟支持率は2014年12月に比べ微減、ロシアとの統合熱は完全に退潮し不可逆なレベル。
posted by 藤森信吉 at 14:22| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ旅券でどの国にいけるのか

 こちらに、ウクライナ旅券でいける外国リストが掲載されているので忘備録としてアップ。
 国内パスポートのみで入国できる国は、ベラルーシとロシア だけになってしまったが、「国外パスポート+ノービザ」は思ったより多い。中東や東南アジアはほぼノービザ(もしくは空港で取得)。
posted by 藤森信吉 at 11:13| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トルチノフ、クリスマス祝日の変更を提案

 こちらによると、トゥルチノフ国家安全保障会議書記は、クリスマスをユリウス暦からグレゴリウス暦に変更する見解を披露した。
 トィルチノフ氏によると、ウクライナとロシアは1918年にグレゴリウス暦に変更しており、今やユリウス暦を採用する国は一つもない、ユリウス暦は祝日のカレンダーとしてウクライナ、ベラルーシ、ロシアに残っているに過ぎない。しかしながら、教会自体、日常はグレゴリウス暦に従って生活している。ヨーロッパの正教会は徐々にグレゴリウス暦に変更している。
 ウクライナは、文明諸国同様にクリスマスを12月25日に移す時期ではないのか? しかし、この問題は、ウクライナ・キリスト教会会議が決定すべきである。
P.S.)移行期間中は、12月25日と1月7日両方が祝日となろう :-
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取りあえず、ロシアとは違うことを示したいらしいが、12月25日から1月7日まで二週間祝日でいいんじゃないの? なお、トゥルチノフはバプティストの執事資格を持っているが、彼の宗派は1月7日を祝日にしているようだ。

posted by 藤森信吉 at 10:30| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

遅配でリヴィウ炭鉱の操業停止

 こちらによると、リヴィウ石炭社の炭鉱夫は、遅配の解消を求めて労働を停止した。
 炭鉱労働者は、6月分の給料遅配(総額2000万フリブナ)と、炭鉱の不明瞭な将来に関連して、労働を停止した。また、炭鉱労働者は、最高会議前で、炭鉱業の救済と国家予算における炭鉱関連歳出の増加を求め300人規模の抗議行動を行ったり、リヴィウからポーランドに至る道路を封鎖する等の行動を行った。
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かつては、エネルギー輸入危機が起きると国内炭鉱の発言力が強まったものだが、今や経済性を無視した輸入代替などと言っている余裕は皆無。


posted by 藤森信吉 at 23:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プーチン、ミンスク会議に大物を起用

 こちらによると、プーチン大統領は、ボリス・クルィズロフ氏をウクライナ問題コンタクトグループのロシア全権代表に任命した。
 ミハイル・ズラボフ(在ウクライナ大使)、4月からアズマート・クリムハメトフ氏(前シリア大使)に継ぐ任命である。グリズロフ氏は、ロシア国家院の議長を2003-11年務めた。
 この任命に対し、ウクライナ側全権代表のクチマ第二代ウクライナ大統領は、「彼のことはよく知っている。この任命は、三者コンタクトグループにおけるロシア政府のレベルを高めるものだ」との見解を示した。
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前任者より大物なのは間違いないが、ロシアの解決意欲の表れか、閑職に追いやっているだけか、どちらとも取れる。
posted by 藤森信吉 at 18:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月28日

クリミア、来年度もウクライナの電力を購入予定

 こちらによると、ロシア連邦は、2016年度予算において、クリミアおよびセヴァストーポリの電力/熱供給企業が外国から電力を購入する費用を補てんする決定を行った。
 補てん額は、クリミア連邦管区へは107億ルーブリ(2015年比で7億ルーブリ増)、セヴァストーポリ市は25億ルーブリ(同1億ルーブリ増)となっている。
 ウクライナ側で何者かにより鉄塔が倒壊され、11月22日にクリミア半島で停電が発生、12月2日にロシア領クバーニとクリミア間の電力橋第一ラインが開通、12月8日にウクライナ側ヘルソンからの電力輸送が復旧、12月15日に、プーチン大統領が、クラスノダールからクリミアへ第二ラインの電力供給開始を宣言した。クラスノダールからの送電により、クリミアの電力需要は満たされたとして、12月9日にプーチン大統領はウクライナ側との電力契約の破棄を宣言していた。
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笑。ウクライナからの電力自立は完全なショーだったということ。しかし、変わり身の早さ(わずか二週間)は、現状を正しく認識している証拠でもある。「ウクライナ領経由のガス輸送契約は2019年で終わり」→「やっぱり必要」、みたいなもの。
posted by 藤森信吉 at 14:55| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月26日

EU、沿ドニエストルへの自由貿易協定を適用

こちらによると、EUは、沿ドニエストルを含むモルドヴァ全域を自由貿易圏の適応対象とする文書を公表した。
 こちらによると、モルドヴァ政府のプレスサービスは、「2016年1月1日から沿ドニエストル地域を含むモルドヴァの経済主体は、EUに自由貿易体制に基づいて商品を輸出する。特恵関税体制は今年で失効する」との声明を発出した。
 本決定は交渉結果によるものであり、11月12日に、モルドヴァ経済省が、欧州委員会事務総長あてに沿ドニエストル・EU間貿易の簡素化措置問題の取り組みについて案を提出し、両者で承認され、12月18日に調印された。
 沿ドニエストルは自由貿易協定参加に際し、EU製品の輸入関税の撤廃と、EU基準の技術規則・標準化を導入する。
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沿ドニエストル的には朗報というべき。ウクライナの例にならって、ロシアはウクライナ製品には関税を導入するが、沿ドニエストル製品に対しては関税を導入しないだろう(笑)
posted by 藤森信吉 at 23:00| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人民共和国、軍事力による交渉妥結を称賛

 こちらによると、ザハルチェンコDNR元首は、ミンスク交渉において、軍事的圧力で外交を突破する意向を示した。「軍事的な成功が、外政や外交上の突破を可能とした。この『突破口』は無論のこと、ミンスク合意で生じた。はっきり言えば、我々は信じられないことを可能としてきた。ミンスク交渉においては、自らの政治的意向を我々の敵対者に課し、ヨーロッパ主要国を保証者として引き寄せ、停戦とわが人民の苦しみの停止という主要な目的を達成することができた」と議会向け年次報告で述べた。
 またザハルチェンコ元首は、ミンスク合意は公共サービスの再開、経済復興、ウクライナ行政の構造的変革をもたらすことになっている、と付け加えた。
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 過去形だが、停滞する現在の交渉の突破は軍事力しかない、と言っているようにも聞こえる。というか、文章が短くて前後の文脈がよくわからないが…
追記)youtubeで視聴。軽く触れているだけですな。キエフ政権の交代は近いと思う、我々の勝利する日も近い、とか言っております。
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2015年12月25日

人民共和国間の関税同盟、新年から発足

 こちらによると、LNRとDNR指導部は、2016年から両共和国間の通関・国境コントロールを廃止する。
 これは、共通の税空間発足の枠内によるものである。アキモフ・LNR労組連合議長は「政治的に重要な決定がなされ、新年からDNRとの貿易にはいかなる関税もない」と述べた。これは、2016年1月から、利用国で共通の税法が発効することによるものである。
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 意味のある議論ではないが、経済統合の段階でいうと、早くも関税同盟の段階か。労働、資本(あるのか?)の移動もたぶん自由(というか野放図)だろうから、経済同盟かな?
posted by 藤森信吉 at 07:49| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

キロボフラード州、インフリシク州に改称

 こちらによると、ウクライナ最高会議国家建設地方自治委員会は、キリボラード州をインフリシク州に改称する案を承認した。
 国立記憶センターの資料によれば、2州(キロボフラード、ドニプロペトロフシク)を含む941地名が改称対象となっている。キロボフラードの改称で一番人気だったエリザベトフラードは採用されなかった。
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 征露丸→正露丸の事例に倣って KirovohradからKilovohrad じゃいかんのかね。
posted by 藤森信吉 at 13:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

スターリンの胸像、ルガンスク人民共和国に新たに設置

 こちらによると、スターリンの生誕日に因む12月18日、スターリンの胸像がルガンスク市内に新たに設置された。
 ルガンスクの社会運動「ルガンスク人共産主義者同盟」オフィス前に、ロシア連邦共産党代表団がもたらした大祖国戦争時のソ連指導者ヨセフ・スターリンの胸像が設置された。
 ロシア共産党のカズベク・タイサーエフ氏は「新年を前にして、ロシア共産党を代表してルガンスクに、共和国内の情勢を調査しにやってきた。子供達には新年のプレゼントをもってきた」と述べた。
 「スターリンの胸像を設置したということは、現在建設中で統合されるであろう偉大な国への貢献である。ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人の兄弟民族の偉大な同盟ができる。」とタイサーエフ氏は強調した。
 また、「今日、スターリンのイデオロギー、シンボル、個人性はルガンスク人のみならず、全世界にとって重要である。ナチズムが再び台頭し、勝利するためには我々には強い拳を持つリーダーが必要だからだ」とルガンスク側の共産主義者ボポフ氏は述べた。


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 スターリンの胸像、まだ型があるのか、作ってくれる工房があるのか、いくらかかるのか、私でも買えるのか、興味は尽きない。しかし、色々な地域を強引にくっつけて今のウクライナ領を作り出したのがスターリンであるから、マイダン→ウクライナ危機の張本人はスターリンといえる訳であり、このようなスターリン賛美はいかがなものかと思う。
posted by 藤森信吉 at 15:10| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

ウクライナ、ロシアガスを買い叩く

 こちらによるとウクライナは200ドル以下でなら、ロシア・ガスを購入する。
 デムチシン・エネルギー石炭相は、「ロシア側は競争力かる価格は200ドル/1000m3以下でなければならないことを理解している。これは何らかの値引きでなく、市況である」と述べた。また、「ロシアが200ドル以下にしなければ、我々に売ることはできない」と付け加えた。
 9月25日に欧州委員会、ウクライナ、ロシア間の合意価格は227.36ドルで10月12日に購入が再開され、11月25日以降はとまっている。ヤツェニューク首相によれば、購入停止は、ロシアのほうがヨーロッパより高いからである。2016年度のウクライナ予算案の価格前提は225ドル/1000m3である。
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モルドヴァ大統領、首相候補を指名

 こちらによると、ティモフティ・モルドヴァ大統領は、ストゥルザ氏を首相候補に指名した。大統領は、連合を組んでいる民主党、自由党、自民党、ヨーロッパ人民党のリーダーたちと協議したが、合意に至らず、憲法権限にしたがって、首相候補を指名するに至った。憲法によれば、首相とその内閣が議会で承認(101中、51)されなければ、大統領は、第二の首相候補を行う権限がある。
 イオン・ストゥルザ氏は1999年にモルドヴァ首相をつとめた。Forbes誌によれば、ルーマニアの第24位の富豪で総資産は1.1億ユーロとされている。
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 民主党の反対でこの人事は厳しいとの観測。民主党が推すプラハトニュークはEUが大反対。モルドヴァ随一のオリガルヒ・プラハトニュークの首相就任とか、大丈夫か?
posted by 藤森信吉 at 10:36| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月21日

大統領、債務者保護法に拒否権

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、「外貨建て債権の履行の再構築に関する法」に拒否権を発動した。大統領によると、この法は契約当事者間のバランスに欠いており、銀行に著しい負担を強いるものである。また、この法は銀行側の損失の埋め合わせ財源を考慮しておらず、実現した際に国家の財政システムのリスクとなる、と指摘した。このことにより、この法案を議会に対しては第二読にまわし、また閣僚会議に対しては代替法案を作成するように命じた。
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この法案については、以前にお伝えしたがさすがに署名せず。国際金融機関も激怒。こちらの解説によると、かつての5.05フリブナ/ドルの為替レートで換算すると760億フリブナの負担を銀行に強いることになる由。
posted by 藤森信吉 at 22:45| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人民共和国、欧州・中東への石炭輸出の考えを披露

 こちらによると、ザハルチェンコ・ドネツク人民共和国元首は、石炭輸出の販路拡大の考えを披露した。
 ザハルチェンコDNR元首は「石炭・エネルギー省は新規市場の開拓につとめている。ウクライナ宛てのみに限定する必要はなく、ヨーロッパ、中東を検討している」と述べた。また、DNRからウクライナへの石炭は、支払延滞の場合、停止される可能性があるとした。DNRは11月後半から石炭禁輸を導入したが、これは支払期限の違反とクリミア電力封鎖によるものである。DNRの専門家は、石炭禁輸はエネルギーおよび人道的な破たんを導くことになると警告しており、したがって、クリミアへの電力封鎖の部分解除の後、12月10日にドネツクから石炭を積載した鉄道のウクライナ行が再開された。
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夢をみることは良い。WTO体制のもと、人民共和国のロシア経由「輸出」(ロシアの再輸出)は可能なのか、不勉強なので良く分からないです。




  
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

プーチン大記者会見

17日、年末恒例のプーチン大統領記者会見が開かれた。ウクライナ関連個所のみピックアップ。
・ドンバスにロシア正規軍はいない。
・ウクライナとの経済関係は悪化する。1月1日からウクライナはCIS自由貿易圏のメンバーでなくなる。ロシアがウクライナに特恵関税を与えることはない。
・ウクライナ経由のガス輸送については、関係を途絶するべきとは思わない。ウクライナルートに匹敵するものとしては、ノルドストリーム2があり、将来の需要に応えるものだ。

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 ウクライナ関連の質問は少な目、プーチンの言及もEU・ウクライナ連合協定にかかわる部分がほとんど。モルドヴァや沿ドニエストルへの言及なし、サアカシビリに二度も言及w しかし原稿なしに3時間も話し続け、よく喉が枯れないものだと感心する。私見だが、一時期に比べ、やや顔が膨らんできた気がする。
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2015年12月19日

沿ドニエストル、貿易ルートを限定される

 こちらによると、2016年1月1日からウクライナとモルドヴァは沿ドニエストルへの運搬ルートを変更し、鉄道のみとする決定を行った。この件に関し、シェフチューク大統領はイグナチェフ外相代行、沿ドニエストル鉄道社クリビコフ氏と会談した。席上、クリビコフ氏は「スロボトカ」および「クチュルガン」が除外され、モルドヴァ鉄道の管轄にあるベンデル2経由となることを指摘した。同所で通関手続きが行われ、貨車はチアスポリかベンデルに引き返す必要が生じる。この結果、沿ドニエストルは400万ドル以上の鉄道出費を強いられることになる。
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 これは、ウクライナとモルドヴァがEU自由貿易圏に入ることによる措置なのだが、果てしなく沈む沿ドニエストルをさらに棒で叩くが如き仕打ちに見えるだろう。先ほど読了したモルドヴァ専門家のペーパーによると、来年度の沿ドニエストルは、今日の状況に加えて、沿ドニエストル・ルーブル為替レートの崩壊、消費の落ち込みによる内需激減が予想されるとのこと。
posted by 藤森信吉 at 22:58| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

欧州評議会、ウクライナの反ナチ・反共産主義プロパガンダ法を批判

 欧州評議会ヴェニス委員会は、ウクライナの共産主義・ナチズム非難・プロパガンダ禁止法の修正を求める勧告を発した。それによると、範囲が広すぎて表現の自由を損なうおそれがあり、政党が選挙キャンペーンを打てない可能性がある、とした。法律は不平等な罰則があり、見直されるべきである、とした。ウクライナ代表団が、勧告にそった法改正を行う用意があるとしたことに歓迎の意を表した。
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プロパガンダ法であって、ウクライナ共産党禁止令は非難対象ではないのかな。16日にウクライナ共産党の控訴は棄却されて、ウクライナ共産党の活動禁止は確定してしまったようですが…
posted by 藤森信吉 at 22:00| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする