2020年09月29日

クリミアは二位

 こちらによると、ロシアにおける夏季の観光客数でクリミアは第二位となった。
 Turstatポータルサイトによると、夏季(7/1〜)の観光客の訪問先第一位はクラスノダール地方で600万人超(内8月は390万人)、第二位クリミアは350万人(同210万人)、三位はアルタイで200万人、四位はアブハジア100万人、五位はトルコ46万人だった。ロシア人観光客にとってトルコで最も人気がある地はアンタルヤであった。 
---------
夏季(7-9月)の具体的な観光客数統計が出たら紹介します。
posted by 藤森信吉 at 18:17| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月28日

コロモイシキー、キプロス国籍剥奪か

 こちらによると、コロモイシキーらウクライナ政治家のキプロス国籍が剥奪される可能性が出てきた。
 キプロス法務当局は、投資によるキプロス国籍取得プログラム実施に対する捜査を警察に命じた。予備調査によると、投資によってキプロス国籍を受領した者に違反があったという。今月初め、キプロス大統領は、調査委員会は「ゴールデン・パスポート」受領者30名の書類を精査中である、と述べていた。アルジャジーラがの報道を受け、キプロス政府は、18年間に本プログラムよって国籍を与えた全ケースを調査中である。キプロス紙が公表した、2008-12年の間に国籍を受けた34人のリストには、コロモイシキー一族や、ボホリュボフ、フリホリシン、ハイドゥーク夫妻、キペルマン夫妻や、ロシアのオリガルヒ、実業家らが含まれていた。
---------
 リストには、あのイーゴリ・マカロフ(元イテラ)も。ご健在で何より。
posted by 藤森信吉 at 18:14| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月26日

モルドヴァ大統領選挙、ドドンとサンドゥの一騎打ちか

 こちらによると、来るモルドヴァ大統領選挙でのドドンとサンドゥの支持率はほぼ拮抗している。
・International Republican Institute、コンピユーター支援電話インタビュー、7月16-8月23日、モルドヴァ全土、2017人。
・週末に大統領選挙があった場合、誰に投票するか
 サンドゥ20%、ドドン18%、ウサトゥイ7%、ヴォローニン4%、サスタゼ3%、フィリプ3%、中略、投票に行かない10%、態度未定23%
・週末に議会選挙があった場合、どの政党に投票するか
 社会党17%、PAS16%、ショール党6%、我らの党4%、共産党3%、DA3%、民主党3%、中略、投票に行かない12%、回答困難28%
・どれがモルドヴァにとって最大の海外ドナーか?
 EU29%、ロシア17%、ルーマニア16%、アメリカ5%、ドイツ2%、分からない26%
・モルドヴァにとって最重要な経済パートナーは
EU63%、ロシア49%、ルーマニア42%、アメリカ24%、中国23%
・モルドヴァにとって最重要な政治パートナーは
EU53%、ロシア41%、ルーマニア40%、アメリカ21%、中国14%
-------
 ドドン楽勝説があったが、いつの間にか拮抗。EU支持率も上がっているような・・・
posted by 藤森信吉 at 14:04| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月24日

沿ドニエストル、12月まで鎖国延長

 こちらによると、沿ドニエストルは12月1日まで入国・出国制限を継続する。
 クラスノセリスキー大統領は、沿ドニエストル領におけるコロナ・ウィルス蔓延を防ぐ措置法の有効期限を9月30日から12月1日に延長する大統領令に署名し、議会が可決した。チェバタリ・内務省法務部局長は「残念ながら、措置にも関わらずコロナウィルス蔓延の脅威は残っており、昨日だけで125名が新たに罹患した」と法案を説明した。決定によると、沿ドニエストル住民の出国と外国人の入国が一時的に限定される。
最新のデータによると、沿ドニエストルでは3256名が罹患、2186名が回復し85名が死亡している。
 ドドン・モルドヴァ大統領は、沿ドニエストル側の移動自由制限に対し遺憾の意を表明していた。沿ドニエストル側の決定により、住民がモルドヴァ大統領選挙に参加する可能性が排除されたことになる。ドドン大統領は、また、ドニエストル左岸のモルドヴァ市民が大統領選挙に参加できないことが大統領選挙の不成立につながることはない、とも指摘した。
--------
 なるほど、沿ドニエストル側からの越境投票と関連する問題なのか。過去、沿ドニエストルからの越境投票は動員がかかっており、特定の候補者に投票していたのだが、秋のモルドヴァ大統領選挙で沿ドニエストル側はどちらの候補者を支持する予定だったのだろうか。
posted by 藤森信吉 at 22:44| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月23日

ドンバス・クリミア避難民の4割、故郷に戻るつもりなし

こちらによると、クリミア・ドンバス被占領地域からの避難民の4割は、紛争終結後も故郷に戻るつもりがない、と回答した。
 2020年4-6月、ウクライナ全土の避難民に対する電話インタビュー調査、2401+3708名
・2020年7月時点で、ウクライナ社会政策省の統計によると、ウクライナ全土に1448615人の避難民が登録。
・家族構成 1人25%、2人35%、3人22%、4人以上18%、子持ちの家族は40%、障害者持ちの家族は14%
・近いうちにかつての居住地に戻るつもりがある1%、紛争終結後(після завершення конфлікту)に戻るつもりがある19%、将来的には戻りたい15%、戻るつもりはない39%、回答困難25%
-------
 大家族だと避難は困難になるので、当然のように避難民の家族構成は少数となる。
「戻らない」と回答している4割は、紛争は終結しない、被占領は解消されない、再統合されても故郷はボロボロなので戻りたくない、といったあたりだろうか。その他、興味深いデータがたくさん掲載されているので是非一読を(ウクライナ語ですが)。
posted by 藤森信吉 at 20:24| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月22日

ポロシェンコ党、支持率回復中

 こちらによると、ヨーロッパ連帯党の支持率が上がり、大統領与党と拮抗している。
・キエフ国際社会調査研究所(KMIS)、9月12-16日、コンピューター抽出による電話インタビュー調査、2000人。
・9月半ばに大統領選挙が行われた場合、誰に投票するか
・ゼレンシキー(22.2%)、ポロシェンコ13.2%、ボイコ9.3%、ティモシェンコ6.8%、スメシコ(4.8%)、リヤシコ(4.2%)、中略、態度未定(13.1%)、投票に行かない(11.7%)
・態度未定、投票に行かない、を除いた場合、ゼレンシキー31.8%、ポロシェンコ18.9%、ボイコ13.3%、ティモシェンコ9.8%
・9月半ばにウクライナ最高会議選挙があった場合、どの政党に投票するか
・(態度未定、投票に行かないを除いた%)、公僕党21.5%、ヨーロッパ連帯党17.8%、野党プラットフォーム-生活党16.3%、祖国党8.7%、リヤシコ党6.3%、シャリー党4.1%、力と清廉党4%、以下略
--------
 4月以降の変動で見ると、ゼレンシキー大統領は支持率を10.8ポイント下げ、大統領与党は11.1ポイント下げている。ポロシェンコ/連帯党は微増。来る地方選挙ではどうなりますか。しかし、ポロシェンコ、ボイコ、ティモシェンコは本当に息が長い政治家だ。
 
posted by 藤森信吉 at 13:23| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月19日

「ドネツク人民共和国」国民、55万人突破

 こちらによると、55万人以上がドネツク人民共和国バスボードを受領済である。
 共和国内務省移民局は「9月15日現在、内務省は550473名に共和国パスポートを手交済である」と発表した。パスポート発給は2016年からはじまっている。また、人民共和国パスポート取得はロシア国籍パスポート申請の条件となっている。
---------
 55万人というと、公称人口数の1/6くらいか。
posted by 藤森信吉 at 09:21| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月12日

クラフチュク「ミンスク合意はダメポ」

 こちらによると、クラフチュク・ミンスク三者コンタクトグループ会議ウクライナ代表は、ミンスク合意は履行される可能性がない、と述べた。
 ノーヴォエ・ヴレーミャ誌とのインタビューにおいて、クラフチュクは、ドンバスにおける選挙実施に関し、ウクライナとロシアの立場が乖離しており、ミンスク合意は履行不能であり、ノルマンディーフォーマットで解決策を模索する必要がある、と述べた。
 クラフチュークは「ミンスク合意は、調印された時から履行不可能であることは分かっていた。しかし国際的な合意は一当事者のみでは撤回できない。ノルマンディー・フォーマットで解決策を模索すべきだ」と述べ、目下開催されているノルマンディー4か国の元首補佐官会議の後、四か国サミットが開催されることなる、問題はそこで解決されるだろう、と指摘した。
 クラフチュークは、ウクライナ最高化会議が地方選挙に関する決議を採択したことに対し、ロシア代表団が最後通牒を突きつけたと述べ、ウクライナが、被占領地域における選挙を実施しないのであれば、ロシア側は、捕虜交換、地雷除去作業、そしてノルマンディーフォーマットの作業をブロックする、と脅している。議会決議の第四項-被占領下ドンバスおよびクリミアにおける選挙は、ロシアの侵攻が停止され、部隊と兵器が撤去され、完全な再統合が実施された後に行われる-に議論が集中している。クラフチュークによると、次の三者コンタクト会議において、ウクライナ側は、ドンバス被占領地域における地方選挙法案を提出する予定である。
----------
ウクライナ側は被占領地域で選挙を実施しなくても困らない、ロシアは金がかかる占領地域を早くウクライナに押し付けたい、独仏はいい加減早く終わらせてほしい、といったところ。
posted by 藤森信吉 at 14:31| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月11日

デルカーチJr.、クレムリンのエージェント認定

 アメリカ財務省外国資産管理室(OFAC)によると、アンドレイ・デルカーチが制裁リスト入りした。
 OFACは、アメリカ大統領選挙に影響を及ぼそうとするロシアにつながる4名をリストアップしたが、うち一名がデルカーチであった。デルカーチは、ウクライナ最高会議議員であり、10年来のロシアのエージェントでありロシア諜報機関と緊密な関係を持っている。今日の決定は、ロシアの悪意あるキャンペーンを明らかにし、外国からの影響から来る大統領選挙を守ることにある。
-------
 リンク先は英語なのでぜひご一読を。トランプ的には、バイデンを叩いてくれるデルカーチを排除するのは痛いような。しかし、デルカーチJrも息長い。パパとともにクチマ末期のオリガルヒの一人に数えられていたような。

posted by 藤森信吉 at 14:14| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

ウクライナ、人民共和国に付け込まれる

 こちらによると、三者コンタクトグループのビデオ会議が開かれ、シュムィ村におけるウクライナ軍施設の共同査察実施で合意した。
 査察は、OSCEの調整官代表も参加して行われる。ウクライナ側は、査察に参加する者全てにロジスティックと安全を提供する。クラフチューク・ウクライナ代表団長は「本決定は、全ての側における停戦遵守が今後も継続する希望を与える」と述べた。
 これを受けて、プシリン・ドネツク人民共和国元首は、ゴルロフカ近辺のウクライナ軍の施設の破壊命令を撤回した。ゴルロフカ近辺のシュムィ村にウクライナ軍の施設が設置されたが、三者コンタクトグループのビデオ会議の決定で、ドネツク人民共和国、ウクライナとOSCEによる共同査察が行われることとなった。プシリン元首は「我々にとって最優先なのはミンスク合意の履行であり、我々は注意深くモニターし、ウクライナ側の大規模な違反に目をつぶったりしない」と述べた。7月27日から、ドンバスでは、停戦体制の強化が実施されており、あらゆる武器、設備、施設の設置作業、無人機の操縦が禁止されている。



--------
 地図で見ると、シュムィは、停戦ラインのグレーゾーン内にある小村。ウクライナ軍がこっそり設置していたのを咎められた、という図式か? ドネツク人民共和国側が査察の当事者として認められたとすれば、ウクライナ側の大失策。
ウクライナ側の弁明はこちら
追記)10日14時に予定されていた共同査察は中止。
posted by 藤森信吉 at 19:03| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月09日

ドンバス解放77周年

 こちらによると、9月8日、ドネツク人民共和国でドンバス解放77周年集会が開かれ5000人が集まった。
 多くの住民が、2014年夏のサウル・モギラの戦闘で亡くなった兵士たちに花を手向けた。1943年のドンバス攻勢により州都スターリノ(現ドネツク)が解放され、サウル・モギラが激戦地となった。1967年に記念碑群が開設され、2014年夏の戦闘では記念碑が大きな損害を受けた。
 また、こちらによると、コンタクトグループ会議ロシア全権代表グリィズロフ氏から、「ドイツ・ファシストからのドンバス解放記念日」に寄せた祝辞が寄せられた。
 グリィズロフ氏は、大祖国戦争の兵士たちの偉業は、今日の西側からの新たな脅威に対するドンバス防衛を鼓舞し、ナチズムのウクライナ人後継者を拒絶し、故郷に住み、母語を話す権利を守り、歴史的記憶を保ち続けている、と賞賛した。また、キエフ政権は、ミンスク合意の履行を妨害し、大祖国戦争の記憶を消し去ろうとしている、と非難した。



-------
 グリィズロフが使用した単語は жители донбасса とНарод Донбасса。ルースキーは使用せず。
posted by 藤森信吉 at 22:46| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月08日

モルドヴァ政府、選挙前に年金支給額引き上げ

 こちらによると、10月から、年金額が引き上げられる。
 2020年度、モルドヴァは二度、年金支給額のインデクゼーションを実施、4月には4.8%、そして9月3日の政府決定により10月1日から1.07%増となる。さらに、支給額3000レイ以下の受給者へは700から900レイの追加増額がなされる。これに該当する受給者は66万人に達する。1%という引き上げ幅に、野党議員は「まやかし」「欺き」「ポピュリスト」と批判を浴びせている。
 キク首相によると、今年度のインデクゼーションの合計は10%となる、すなわち、4月に4.8%、10月に1.07%および追加増額3%である。これは、年金受給者の社会保護を強化するためである、と政府は説明している。
 かつて年金生活入りすると、自らの給料の40%を年金として受け取れた。しかしインフレでこの率は減少し、年金生活者はどんどん貧困化している。労働人口は減り、年金受給者は増え続けている。
 現行では、平均年金支給額は、平均月収の22%である。2011年にこの数字は29%であった。
--------
 モルドヴァ大統領選挙の投票日は11月1日です。
posted by 藤森信吉 at 19:21| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月06日

ポロシェンコ、目出度くロシアの制裁リスト入り

 こちらによると、ロシア政府はポロシェンコ前大統領を制裁リスト名簿に加えた。
 2018年11月「対ウクライナ制裁リスト」の改訂版には新たに40名余が加えられた。主な人物は、ポロシェンコ(前大統領)、ヴァカルチューク(前ホロス党代表)、イリーナ・ルツェンコ(ルツェンコ妻)、ムーサ・マゴメドフ(野党ブロック)、ネムィリア(祖国党)、タルタ(祖国党)ら。制裁リスト入りした自然人、法人は、ロシア連邦領内において非通貨資金や簿記有価証券・財産を封鎖され、また国外からの引き出しも禁止される。
--------
 例によって謎の出生地ソ連表記。ポロシェンコは前回リスト入りしなかったが、ようやくリスト入り。Магомедов Муса Сергоевичはメトインベストの幹部なのが注目される。
追記)大統領与党の議員は含まれていないとの批判あり。
posted by 藤森信吉 at 14:12| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月04日

ウンゲニ・キシナウ、ついに完工

 こちらによると、ウンゲニ・キシナウ・ガスパイプラインが完工した。
 120km長のパイプラインは年15億m3を輸送する能力がある。2021年にルーマニアの投資によりオネシュティ・ゲラエシュティ区間(165km)および2つの加圧基地が完工すると、輸送能力は22億m3になる。その場合、本パイプラインはモルドヴァ(沿ドニエストル含む)の年平均ガス消費の75%をカバー、また冬季のピーク時にその60%をカバーできることになる。第一ステージにおいては、150万m3/日のガスがモルドヴァに輸送され、2020年12月1日までには300万m3に増強される。加圧基地と調整基地が設置された後、2021年1月1日までに400万m3となる。ウンゲニ・キシナウ・パイプラインの工事は2019年2月18日に開始され、プロジェクトの概算費用は8000万ユーロである。



--------
理論上、モルドヴァはロシアなしに必要な天然ガスを確保できることになる。モルドヴァ側がガスプロムとの契約を切ると沿ドニエストルを完全に干すことができるが、そうなると沿ドニエストルの発電が止まって電力が来なくなるので、当分はだらだらした関係(沿ドニエストルがガスプロムのガスをタダで利用)が続けられるでしょう。
posted by 藤森信吉 at 13:25| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月02日

スタハーノフは不滅

 こちらによると、ルガンスク人民共和国にスタハーノフの記念プレートが設置された。
 スタハーノフ市のスタハーノフ名称第9特別学校正面玄関に、スタハーノフ記念プレートが新たに設置された。式典に参加したスタハーノフ市行政長ジャヴラコフ氏は「わが市と本学校はアレクセイ・スタハーノフの名を頂く。非常に誇りに思う。我々は採掘記録とか我々の父、祖父の労働偉業を話し合っている。我々の生徒も市を発展させることになろう」と挨拶した。またシュメイコ・市退役軍人ソビエト議長は「9月1日に除幕式が行われたのは象徴的である。まさに1935年9月1日に全世界はスタハーノフの採掘記録を知ったのだ」と述べた。
 1935年8月30日の夜から31日にかけて、スタハーノフは102トンの石炭を採掘するという記録を打ち立てた。



---------
 世界記録・・・・ソ連以外の国でも記録とっていたんでしょうか。ウクライナ政府は、2016年にスタハーノフ市をカジエフカと改称しています(人民共和国側は無視)。
posted by 藤森信吉 at 16:34| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月01日

フォーキン、大統領事務局からdisられる

 大統領事務局は、先のフォーキンのインタビューは、ウクライナ代表団の公式立場を反映したものではない、という声明を発表した。
 エルマク大統領事務局長は、戦争犯罪、人質誘拐・捕虜拷問・虐待、人身売買、財政テロリズムその他重要犯罪に関与した者に大赦は適用できない、としてフォーキン案は個人的なもの、とした。また、ドンバスの特別地位は、ドンバス全体ではなく、あくまでも一時的被占領地域のみに限定される、と述べた。その上で、ゼレンシキー大統領が明確に交渉ラインを示しており、ミンスク三者コンタクトグループ会議のウクライナ代表団の立場は国益に完全にそっている、と指摘した。
----------
 昨日のフォーキン・インタビュー記事が波紋を広げている模様。
posted by 藤森信吉 at 17:33| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月31日

フォーキン、妥協の可能性を語る

 こちらによると、フォーキン三者コンタクトグループ会議ウクライナ第一副代表のインタビュー記事が掲載されているので、簡単に紹介。
 8月18日、独立ウクライナの最初の首相であるフォーキンが、ドンバス和平三者コンタクトグループ会議ウクライナ第一副代表に就任した。フォーキン氏に、ロシア、人民共和国との妥協の可能性を聞いてみた。
・「私は自らの体験でドンバスを知っている。16歳になる前から坑道に降りている。ドンバスは、単なる故郷以上のものであり、私の人生の哲学でもある。炭鉱夫は、独特の人々であり特徴がある。彼らが決起しているとき、押しとどめるのは非常に困難だ」
「ミンスク合意は和平の唯一の道である。ドンバスは破壊され、エコロジー危機が進行している。多くの炭鉱は浸水し破棄されている。貯水槽はあふれており、早急な清掃作業の組織が求められる。放置すれば河川にあふれ出し、アゾフ海、黒海を汚染する。皆は無視しているがチェルノブイリ以上の災害となる」
「ウクライナ最高会議は国境コントロールが回復した後に非統治地域における地方選挙を行う、というミンスク合意に反する決議を行っている。さらにはウクライナ中央選管はウクライナ側がコントロールするドンバス地域の地方選挙実施も拒否している。クラフチュク代表は三者会議において、ウクライナ最高会議に対し見直しを求める要請を行う、と述べた。私はクラフチュクの立場と完全に同意である」
Q「ロシアから最後通告を突き付けられたのか」
「最後通告とは感じていない。会議の最初にはそのようなゲームがあった。グリズロフが、ミンスク合意第四項について協議しよう、と言ったが、クラフチュクは、ウクライナ最高会議に対する要請文を出すことを提案し、行き詰まりから抜け出すことができた」
Q「最高会議は決議の変更に賛成していないが」
「最高会議のいくつかの会派はドンバス和平の平和的解決に興味がないようだ」
Q「クラフチュク氏はキエフがコントロールしない地域の住民とのコミュニケーション確立が貴殿の役割である、と言っているが」
「私の仕事の90%はキエフがコントロールする地域の住民や指導者との対話準備に費やされている。直接、見聞きしたい。安全が確保されるなら、キエフが統治しないドンバスへ直接訪問する用意もある」
Q「改憲については。また行き詰まりになるのでは」
「ロシア、ドンバス側との交渉は相互に譲歩するものでなくてはならない。大赦を要求するなら、特別な地位のための改憲要求を引っ込めなければならない」
Q「ミンスク合意が履行されドンバスに和平が訪れ、ウクライナに戻るのはいつになるか」
「すべての敵対勢力の意向が重要である。ロシアもEU制裁を解除されるためには和平を望んでいる。賢明な交渉が続けられるなら、和平は早く達成される。ドンバスは過去も今もウクライナの一部である」



----------
 ロシア側に「早く解決したい」とのシグナルが出ていたのでしょうか。しかし、デスク上にPCが見当たりないな。さすがに87歳の老人にPCは使えないか。
posted by 藤森信吉 at 16:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月30日

イロバイシク6周年

 こちらによると、イロバイシクの戦いでの兵力差は1:10以上だった。
 マティオス前軍事検察官は、「8月29日に、イロバイシクでウクライナ軍は大敗を喫し、30日には僅か168名がキエフ〜イロバイシク間で古いジルのトラックに乗って軽武装で戦える状態であった、戦闘の 調査は二年以内に終了したが、真実をまずく思う人がいるようで、法廷にすべての資料が提出された訳ではない」として、いくつかの赤裸々なデータを挙げて世論を喚起している。
・8月23-24日にウクライナのイロバイシク地区にロシア側から侵入したロシア軍の規模
 9つの戦術群: 兵力3500名、戦車最大60両、歩兵戦闘車最大320両、カノン砲最大60門、迫撃砲最大45門、携帯式防空ミサイル5器
・イロバイシクで対峙したウクライナ軍対ロシア軍・DNR・LNR軍の比
兵力1:18、戦車1:11、装甲車1:16、火砲1:15、グラド1:24
・ウクライナ東部国境に沿って展開していたロシア軍
戦車 最大160両、歩兵戦闘車最大1360両、火砲システム最大350門、多段ロケットランチャー130ユニット 航空戦力192機、ヘリコプター137機
---------
 一方的にアウトレンジ攻撃されたとか、撤退路に集中砲火を浴びせられたとか、撤退する足がなくてそのへんで乗用車に分乗したりして逃げ帰ったとか話が伝わっているが、改めてデータだけ見ても悲惨。1:10とか、戦わずして撤退か投降レベル。しかも練度も装備も段違い。松里公孝教授によると、ドネツクではロシア軍の越境日時は数日前から周知だったとのこと。あと、これだけの規模のロシア軍が国境に展開していると、素人考えでは事前にどこかの国の監視衛星が察知して情報提供してくれるはずなんだけど。


posted by 藤森信吉 at 20:47| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月28日

ウクライナ、南進

 こちらによると、ウクライナはギリシャやトルコ経由で天然ガス輸入が可能となっている。
 マコホン・ガス輸送システム・オペレーター社長によると、2020年1月1日以降、リバース輸送は技術的・法的に可能となっており、今やウクライナの輸入業者はブルガリア、ルーマニアのガス輸送システムを利用してギリシャから輸入することもできる。マコホン氏は「南からのガス輸入は、ウクライナのエネルギー供給源および供給ルートの多元化の意味がある。トランス・バルカンルートでのリバース輸入は、ギリシャやトルコのLNG基地、さらにはカスピ海諸国からのパイプラインへウクライナがアクセスできることを意味している。同時にトルコストリーム稼働後、ロシアからウクライナ〜モルドヴア・ルーマニアへのガス輸送量は70%減となっているため、リバース輸入できる余地が出ている。これはウクライナのエネルギー安全保障の新たな一因となる」と述べた。一方で、南からのガス輸入は、モルドヴァのガス輸送システムオペレーターとの契約が必要であり、目下、ウクライナ、ブルガリア、ルーマニア、モルドヴァのオペレーター企業はこの方針を発展すべく協議中である、とも指摘した。ウクライナとルーマニアのオペレーター企業は2019年末にヨーロッパ規則に基づいた技術的な合意書に調印しており、ウクライナ・モルドヴァ間でも同様の合意が得られている。



-----------
ガスプロムが「トルコストリーム稼働でウクライナを干した」と思っていたら、実はウクライナを潤していた図。
posted by 藤森信吉 at 12:21| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月26日

クラフチューク、クリミアに水道供給の用意

 こちらによると、クラフチュークは人道的危機の際にはクリミアに水を供給する用意があると述べた。
 Radio Svobodaとのインタビューにおいて、クラフチュク・三者コンタクト会議ウクライナ代表団長・初代ウクライナ大統領は、「クリミアを占領している国は100%、必要な物資を住民に供給しなければならないが、クリミアにはウクライナ人が住んでいる。水に関連した人道的危機が生じた際には、供給することが可能だ」と述べた。その一方で、いかなる場合もクリミア半島上の軍事基地には供給しない、しかし一般住民向けと、企業・軍事基地向けを別けることができるのか分からない、と述べた。
---------
「クリミアに水供給してドンバスの譲歩を引き出す」という論争を思い出す。クリミアでは、8月24日から取水制限
posted by 藤森信吉 at 11:11| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする