2017年12月15日

ポロシェンコ「歴史問題はウクライナ・ポーランド関係に影響しない」

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は「ウクライナ・ポーランド関係の戦略的性質に歴史問題は影響を与えるべきではないとの共通認識にいたった」とハルキフにおけるポーランド大統領との共同記者会見において述べた。
 ポロシェンコ大統領は過去の英雄や無実の犠牲者に思いを馳せる必要はあるが「我々は前進しなければならない。歴史は変えられない。しかし現在や未来は変えられる」とし、歴史問題に関する共同委員会を副首相レベルに昇格させることで合意したと述べた。委員会の学問的調査は、ステパン・バンデラのような民族解放運動に多大な貢献を行った人物に関する研究に傾注される、と述べた。
 またピウスーツキが12月5日に生まれ、カラジン(ハリキフ)大学で学んだことに関連し、ポーランド大統領および人民に祝いの言葉を述べた、とポロシェンコ大統領は語った。
 最後に「ウクライナ・ポーランド間の歴史的な戦いではどちらも勝利しなかった。ロシアが勝利した」と述べ、歴史問題は歴史家に委ね、政治家は将来に従事すべきだ、とした。
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 ウクライナ大統領がピウスーツキを評価ねえ…
どこかの政治組織が「UPAによる虐殺はなかった、ねつ造だ」と言い出す展開はさすがにないか。
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2017年12月14日

カナダ、ウクライナにジャベリン輸出可能に

 こちらによると、カナダ政府は、官報上で自動火器輸出国規制リストからウクライナを外したことを公表した。
 リストから外れたことにより、カナダの輸出業者はカナダ政府に対し、輸出が禁止されていた兵器やデバイスをウクライナに輸出する許可を申請することが可能となる。申請が通るかは予測できないが、カナダ企業が保守・修繕を伴う長期の供給契約を得られれば、潜在的な利益は大きい、とカナダ政府の官報は述べている。
 本決定は、ジャベリン対戦車ミサイルのウクライナ輸出の前提条件を作り出すことになる、とジェームズ・ベザン・カナダ保守党影の内閣国防相は述べた。

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人民共和国軍の主力はT72、これにジャベリンで対抗するとは実に勿体ない
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2017年12月13日

モルドバ国民に対するビザ発給要件の緩和

日本国外務省HPより。
1 今般,日本とモルドバが外交関係樹立25周年を迎えたことを受け,人的交流を含む二国間関係を一層強化するため,モルドバ国民(一般旅券所持者)に対する短期滞在ビザの発給要件緩和措置を決定し,平成30年1月1日以降の申請分から運用を開始します。
2 運用を開始する具体的な措置の内容は以下のとおりです。
(1)従来発給している商用の方や文化人・知識人に対する短期滞在数次ビザの発給対象者の範囲を拡大することに加え,最長の有効期間を現行の3年から5年に延長します。
(2)自己支弁による渡航の場合,短期滞在ビザの身元保証書等の提出書類を省略します。
3 今回の緩和措置は,商用や観光等の目的で訪日するモルドバ国民の利便性向上や訪日者の増加,ひいては日・モルドバ間の人的交流の一層の活発化に資することが期待されます。
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 自分の金で訪日するモルドヴァ人というと、プラハトニュークあたりか?
銀座で豪遊するプラハトニューク…

 
ラベル:モルドヴァ
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OSCEの中心で 国家承認を叫ぶ

12月7-8日、ウィーンで行われた沿ドニエストル問題に関する5+2協議は、OSCE大臣声明を発表した。
 これに対し、沿ドニエストル外相はコメントを出し、大臣声明内の「モルドヴァ共和国の主権と領土保全」に立脚した惰性的な解決策に対し、沿ドニエストル外務省は、沿ドニエストル人民の不可分な権利と利益の遵守と2006年の住民投票の結果の実現が、効果的なモデルであり、沿ドニエストル・モルトヴァ共和国の主権・独立の国際法的承認が基本だ、とした。
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 OSCE参加国の大臣声明、ということは、ロシア外相も賛成しているということになるのか。沿ドニエストル、孤立無援。
posted by 藤森信吉 at 21:24| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沿ドニエストル、出稼ぎ送金 絶好調

 こちらによると、沿ドニエストルの10月期の国外からの入金は過去3年間で最高を記録した。
 沿ドニエストルへの自然人の国際電信送金は、10月に過去3年間で最高の797万ドル(ドル換算)を記録した。これは9月より50万ドル増、前年同期比460万ドル増であった。
 沿ドニエストル中央銀行のデータによると560万ドル(70.7%)がロシアから、36万ドルがイスラエルからで、アメリカ、イタリア、トルコ、モルドヴァ、と続く。
 2017年上10か月で沿ドニエストルには6480万ドルが送金されたが、これは前年同期比の1.8倍であり、ブルキナファソ、パーレン、カンボジア、コスタリカ、ガーナ等の世界115か国から送金されている。しかしながら、大半はCIS諸国、とくにロシア(71.7%)からである。
 送金通貨は、アメリカドル(62.9%)、ユーロ(10.7%)によるものが増えており、ルーブリ建は26.4%に低下している。
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7月期のデータを以前にお伝えしたが、傾向は継続中。出稼ぎはロシアの景気に左右される訳であり、「ロシアが風邪を引くと沿ドニエストルは重症になる」といったところか。
posted by 藤森信吉 at 19:15| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

ハンガリー外相、ヴェニス委員会の意見書にコメント

 こちらによると、シーヤールトー・ハンガリー外相は、ヴェニス委員会のウクライナ・教育法に関する意見書にコメントを出した。
 外相は、欧州評議会ヴェニス委員会の意見書は曖昧であるが、ハンガリー政府は、ウクライナ当局に対し3つの期待、1.既存の権利を侵害しない、2.ウクライナの少数民族と協議する、3.ヴェニス委員会の勧告を完全に履行する、を表明した。そして、これが満たされない限り、ハンガリーはウクライナの国際政治における要望を支持しない、と述べた。
 ヴェニス委員会の決定は、教育法第7条が少数民族との協議からかけ離れており、ウクライナの国際的な責務に沿っていない、と批判している。また、非EU公式原語であるロシア語が明らかに差別されている、とも指摘している。




・ウクライナ外務省の声明はこちら
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国際言語たるロシア語を敵国ロシアの言語、と見なすからいけない訳であり、ここは友好国ベラルーシがロシア語の宗主を名乗るべきだろう。
posted by 藤森信吉 at 18:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

キエフに「ネムツォフ通り」誕生か

 こちらによると、キエフ市にネムツォフ通りが誕生する可能性が強まった。
 キエフ市解消問題委員会はヴォズドハフロツキー(ポヴィトロフロツィキー)通りのロシア大使館に接した広場部分をネムツォフ名称通りに改称する案を承認した。この提案はキエフ市議会によって承認される必要がある。
 ネムツォフ通りへの改称は2015年2月の暗殺時に検討されており、クリチコ・キエフ市長は2017年10月にロシア大使館のある広場のネムツォフ通りへの改称を提案していた。

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 命名権売り出せば良いのに。フレシチャーチク通りのツゥムがある部分はアフメトフ通りに、狸穴のロシア大使館があるところは津田巡査通りに。
posted by 藤森信吉 at 14:09| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

ドンバス封鎖によるマイナス効果は年18億ドル

 こちらによると、ドンバス被占領地域との交易停止による純マイナス効果は2017年度18億ドルである。
 チュリィー国立銀行副総裁は、ウクライナ国立銀行は今年度2.2%のGDP成長を予測しており、上半期はドンバス被占領地域との通商遮断によりGDP成長率を引き下げたが、他方で2016-17年の交易条件の改善および穀物豊作によって部分的に相殺された、結果として通商遮断によるウクライナの貿易バランスの損失は2017年は18億ドル、2018年は5億ドルになる、と述べた。
posted by 藤森信吉 at 12:58| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

ポーランド新首相、歴史問題に注文

 こちらによると、ポーランド新首相は、対ウクライナ関係は、歴史的真実に立脚する必要がある、と述べた。
 モラウィエツキ新首相はテレビ局とのインタビューにおいて、ウクライナ問題に言及し、「ポーランドはウクライナ難民を受け入れており、EUの東縁の緊張緩和に寄与している。しかし欧州委員会はこの件について理解しておらず、ウクライナ東部の紛争で何千も死亡している」と述べた。また、対ウクライナ関係について、歴史的真実に立脚する必要があることを確信しており、「ヴォリン虐殺のような事件は決して忘れることはできない」と述べた。
posted by 藤森信吉 at 19:44| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

モルドヴァ、ロシア製ニュース番組を禁止

 こちらによると、モルドヴァ議会は、ロシア製ニュースおよび情報分析分組の放送を禁止する法案を可決した。
 法案は民主党により提出され三時間の審議の後に可決された。改正テレビ・ラジオ規則は、モルドヴァのテレビ・ラジオで放送されるニュースはEU諸国、アメリカ、カナダ、および国境を越えるテレビジョンに関する協約批准国(ロシアは未批准)製作のものに限られる。違反の場合は4万-7万レイ、累犯は7万-10万レイの違約金が課せられる。
 民主党は、外国のプロパガンダは国家および国民の安全保障に多大な損害をもたらしている、としている。
共産党は投票に参加せず抗議を示すため退場した。ドドン大統領は、法案の署名を拒否している。
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 2018年の議会選挙を前にしてこの盛り上がり。2018年はモルドヴァに大注目ですぞ。
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 12:38| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

ウクライナ、またまた人民共和国への水供給をカット

 こちらによると、ウクライナ側は予告なしにルガンスク人民共和国への水供給を停止した。
 共和国単一企業「ルガンスクヴァダー」によると、ウクライナ側はペトロフスキー浄水所を通告なしに閉じた。人民共和国側は、水供給でウクライナに対する債務はなく、水供給で合意しているにもかかわらず、キエフ側は幾度となく通告なしに供給をで停止してきた、としている。水供給は西浄水所およよびペトロフスキー浄水所の二か所から供給されており、後者の供給が止まると、ルガンスク市住民の多数が水不足となる。
 ルガンスクヴァダーによると、人民共和国は水の84%を自給しており、ウクライナ依存は15%にまで低下している。

 
posted by 藤森信吉 at 20:05| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月06日

ヘチマン天龍

 天龍の娘、嶋田紋奈さんの披露宴なんだが、新郎の手に何故か…



 しかし、今見ると、天龍のセルは本当に素晴らしい。


追記)ケンドー・カシン(奥さんがロシア人)の差し入れのようです。
https://pbs.twimg.com/media/DQIB1qsU8AAOXxt.jpg

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検事総長「サアカシビリはヤヌコヴィッチとロシアの手先」

 ウクライナ検事総長によると、サアカシビリはヤヌコヴィッチ系犯罪集団とFSBから財政援助を受けていた。
 ルツェンコ検事総長は、記者会見において、「ウクライナの国家権力奪取のためにサアカシビリはヤヌコヴィッチ・クチェレンコ一派と協働しており、2017年5月以来の検察庁の調査により、クチェレンコから、首都での抗議行動の資金50万ドルが注入され、毎月100万ドルの資金援助の約束を交わしていたことが明らかになった」として、両者の会話を記録した音声データを公開した。
 また、ルツェンコ氏は、ウクライナ最高会議において、モスクワは両人民共和国だけでなく、サアカシビリにも資金を援助してウクライナの不安定化「ロシアの冬」を実現しようとしている、として、ロシア連邦保安庁がサアカシビリの活動に財政支援している証拠がある、と述べた。その一方で、クチェレンコが連邦保安庁に直接影響を及ぼしたとの証拠は持っていない、とした。また、クチェレンコは自らのロシア閣僚への人脈を通じて、ドンバス占領地域でビジネスを展開している、とも指摘した。
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 サアカシビリは、ウクライナへの復権を狙うヤヌコヴィッチ・クチェレンコと、ウクライナ不安定化を狙うFSBの両チャンネルから資金援助を受けていた極悪人、ということのようです。
  「ルツェンコはフランクフルト空港で泥酔して拘束された際、ネオナチにボディをスナッチされて、マイダンを実行した」という作り話が今、脳裏によぎりました。
posted by 藤森信吉 at 14:33| Comment(1) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

サアカシビリ、早速 当局から復讐される

 こちらによると、5日、サアカシビリが居住するキエフ市中心部の建物にウクライナ保安庁の要員が突入し、扉越しに交渉が続けられている。サアカシビリはfacebookで、支持者に建物に集合するよう呼び掛けている。
 サアカシビリは、3日、キエフ市で、大統領の弾劾を求める行進を組織していた。サアカシビリは9月10日に、ポーランド・ウクライナ国境を違法越境しようとした支持者を支援した廉でウクライナ国籍をはく奪されていた。サアカシビリは新大統領就任後の2013年11月にジョージアを出国しており、ジョージア検事総長は、刑事事件でサアカシビリを訴追していた。
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 サアカシビリはアメリカが支援していたと思うのだが、アメリカを刺激することになりやしないか。調子に乗り過ぎると、クチマ末期のように色々とスキャンダル(ガセも含めて)が流されるぞ。
posted by 藤森信吉 at 17:06| Comment(1) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

ウクライナの実人口は3200万人

 こちらによると、ウクライナの実際の住民数は3200万人である。
 パピエフ元労働社会政策大臣は、テレビ局のインタビュー内で「外からはウクライナは強国のように見える。統計では4230万人のウクライナ人がおり、ヨーロッパの強国である。しかし、ウクライナ科学アカデミー人口学研究所との調査では、楽観的な見積で3200万人しか住んでいない。これは、クリミア、両人民共和国の住民を除いた数字だ」と述べた。さらに、ウクライナから出国した国民はウクライナで仕事を探せず、国外に職を求めている者が約1000万人、すなほち2014年以前に500万人、そして2014年のウクライナ危機後に500万人である。年金改革についていえば、このままでいけば我々は死につつある民族であり、35歳以下の若者には年金支給の目がないことを政府は率直に伝えるべきだ、と指摘した。
 公式統計によると、2017年10月1日現在、ウクライナには恒常的に4234万人が済んでおり、2003年1月1日には4800万人(クリミア、ドンバス含む)が済んでいた。1990年のウクライナの人口は5180万人であった。
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 今や旧ソ連共和国のほとんどは労働力の輸出国で、如何にソ連時代に人口が膨らみ過ぎていたかよくわかるというものだ。パピエフ氏はヤヌコヴィッチ内閣時代に大臣職に就いていたようだ。
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2017年12月03日

ポロシェンコ、NATOとEU加盟を問う国民投票を予告

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、NATO・EU加盟を問う国民投票で肯定的結果が得られる、と述べた。
 「検察官の日」式典において、「我々は欧州大西洋統合路線を堅持しており、疑いなく近い将来にNATO加盟を問う国民投票が行われ、ウクライナ人民は私のイニシアチブ、EU加盟を支持すると信じている」と述べた。大統領によると26年前のまさにこの日、ウクライナ人民は自国の独立に賛成票を投じた、2014年から始まる新しい歴史の力強さ、正しさをウクライナ人は示してきた、と述べた。また、11月29日に学生が殴打されたことを受けて2013年12月1日以降、ウクライナにとってのヨーロッパの未来とヨーロッパ諸民族への回帰の権利を守るために何百万ものウクライナ人がマイダンに集まった、と12月1日の意味を強調した。
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ウクライナ独立=ソ連崩壊とマイダン後の混乱がなければ、北朝鮮に核兵器技術が漏れることもなかった、と思うこの頃。核不拡散の観点からソ連を維持しようとしたアメリカの政策は正しかった。続きを読む
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2017年12月02日

ウクライナ政府、予測経済成長率を下方修正

こちらによると、ウクライナ政府は2018-2020年の予測経済成長率を下方修正した。
 「現在の国際市況が特定の商品、特に鉄鉱石、肥料、小麦の価格変動に影響を与えている」として、以下のようなマクロ経済予測を発表した。
 201820192020
GDP成長率3%3.6%4%
インフレ率(年末/年末)9%6.5%5%
失業率9.1%8.9%8.5%

 また、2018年の実質賃金伸び率を9.6%と予測した。
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2017年12月01日

沿ドニエストル、文明的離婚をモルドヴァに提案

 こちらによると、クラスノセリスキー・沿ドニエストル大統領は、両岸関係をチェコ・スロヴァキアに喩えて承認を訴えた。
 クラスノスキー氏は、27年間にわたりモルドヴアと沿ドニエストルは異なる法システムを発展させており、二国家が 善隣関係にある、モルドヴァに「相互国家承認」「永続的な平和友好条約の締結」を提案した。また、クラスノセリスキー氏はまた、住民生活に直結する経済・人道・文化的な問題の解決に集中するよう、モルドヴァ側に求めた。
 「おそらく秩序維持が最適であることを理解できる日が来るだろう。チェコとスロヴァキアのように」と述べた。
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 統合圧力で四面楚歌の中、誰も聞いてくれないだろうけど改めて国家分離を提案。チェコ・スロヴァキアの喩えは沿ドニエストルお得意の論法で大昔から多用しています。因みに、沿ドニエストル独立で一番困るのは実はロシア。
posted by 藤森信吉 at 13:03| Comment(2) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月30日

5+2会議、終了

 2016年6月以来となると5+2会議がウィーンで開催され、議定書に調印された。議定書は、ベルリン議定書の継続協議と2月末までに沿ドニエストル車輛のナンバー問題について合意することを規定している。
 こちらによると、モルドヴァ側は独自の沿ドニエストル解決案を作成し、近日中に公表する、としている。それによると、沿ドニエストルからロシア軍は撤収し、ロシア参加型から市民的平和保障型に変更される。また、沿ドニエストルは単一モルドヴァ内で現行のガガウス自治共和国と似た地位を得るが、それ以上の権限を持つことになる。
 一方、クラスノセリスキー・沿ドニエストル大統領は、「両国は法律面で統合の用意ができていない。沿ドニエストルでいえば、我々は住民投票を行い、独立に賛成を表明した。これが我々のコンセプトであり、確固たる線である」と述べた。
 こちらによるとドドン・モルドヴァ大統領はモルドヴァ案について、大統領・首相・議会議長で協議し共通の綱領を見つけ出す必要がある、と述べた。
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 政治的な問題は置いておいてとにかく両陣営の人的・経済的交流を深める、というのがOSCEの基本方針なので、これは一応、解決への前進かと。あとはクレムリンが、ドドン大統領と沿ドニエストルをどう調整するか。来年の議会選挙でドドンの社会党がバカ勝ちすれば、一気に進むかもしれない。
posted by 藤森信吉 at 20:30| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

ノヴォロシア構想は死なず

 こちらにドネツク/ルガンスク両人民共和国がノヴォロシア建国で協議しているとの記事があるので、簡単に紹介。
 ドネツク人民共和国人民ソビエト議長は「合同は可能であるが、私見では単一の政府で多くの問題がより簡単・効果的に解決できる」と述べ、現時点において両共和国の合同が協議されていることを強調した。しかしながら、また、しかしながら、ミンスク合意では両共和国と記されており、ノヴォロシアが建国されるとミンスク合意に問題が生じる。
 CIS諸国研究所キエフ支部長のデニス・デニソフ氏は、「停戦後5-10年御には統合策が語られるかもしれないが、ドンバス人民が決定すべきである」との見解を示した。
 ルガンスク人民共和国での政変時に、ルガンスク人民共和国諸勢力がザハルチェンコ元首に両共和国の合同を要請した。「ブリュンカ」グループのドミトリー・ピンジュリンは、ドネツクの指導者に2014年のノヴォロシア建国案の実現のため、ルガンスク人民共和国を支配下におさめるよう要請していた。最近の地元メディアの報道では、このアイデアは支持を集めている。
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米国ヴォルカーのインタビューによると、スルコーフは、ドンバスへの平和維持部隊の展開案から後退しており、和平実現は遠のいているとのこと。ロシアは人民共和国を長期的に維持する政策に変えましたかね。
posted by 藤森信吉 at 18:26| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする