2018年04月20日

ウクライナ、人民共和国のテレビ電波に対しジャミング開始

 ウクライナ大統領によると、ATO地域において反ウクライナ放送のジャミングが開始された。
 ポロシェンコ大統領は国家情報安保および対ロシア・プロパガンダに関する会議において、反テロ作戦地域における反ウクライナ放送の対抗システムが稼働したことを報告した。国家安全保障会議が情報省および最高会議安保国防委員会、国家テレビラジオ会議、ウクライナ安全保障庁参加のもとで、反ウクライナ放送に対抗するシステムを作り上げた。大統領は「我々は、ロシア連邦が放つ情報の毒からウクライナ人を守っている、効果的な対抗システムがATO地域で稼働したことを祝いたい、今日、ロシアのハイブリッド侵略に対する防衛は著しく向上した」と述べた。ATO地域におけるロシアの情報侵略に対する対抗システムは、40局以上のテレビ・アナログ電波を遮断し、150以上の居住地域に住むウクライナ国民へのロシアのプロパカンダの浸透を阻止する。
 大統領は、被占領地域からだけでなく、東部隣国から放たれるロシアのプロパガンダが、停戦ライン近くのドネツィク、ルハンシク、ハリキフ、ザポリッジャ各州内のウクライナ国民に脅威になっており、しかるべき措置を取らない訳にいかない、またオデッサ州でも同様の課題があり国家特別通信情報保護局に対し、然るべき合意を得るよう命じた、と述べた。
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ATO地域に住んでいる人々は、ウクライナ側・人民共和国側の実情が分かっているから、たぶん笑いながら、人民共和国のテレビを見ていると思うのだが。
posted by 藤森信吉 at 12:45| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月18日

鉄道「バクー・キエフ」運行開始

 こちらによると、バクー〜ハリキフ線がキエフまで延長される。
  ウクライナ鉄道公社によると、バクー・ハリキフ(369号および370号)がキエフまで延長され、最初の運行は4月21日バクー発、23日キエフ着となる。アゼルバイジャン鉄道社との協働によるもので、キエフには11:46着、14:37キエフ発となる。運行時間は60時間、総延長2757kmでクーペ価格は3950フリブナ、ブラッツカルタは2810フリブナである。
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キエフ・バクーの直行便だとフライト時間3時間20分、チケット代は150ドル(expedia調べ)。プラッツカルタの方が数十ドル安いので、利用する人はいるだろう。
posted by 藤森信吉 at 16:32| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポーランド大使「ポーランドにいるウクライナ出稼ぎ労働者は200万人」

 こちらこちらに、ヤン・ペクロ在ウクライナ・ポーランド大使が行ったブリーフィングが掲載されているので興味深い点を紹介。

・2005年以来、ウクライナはポーランドの技術支援の優先受領国となっており、2005-16に1億3760万ドル(5億8500万ズロチ)に達している。ポーランドは、近年、ウクライナの主要な改革や公共安全、企業支援や東部紛争の被害者への支援に傾注している。
・ポーランド高等教育機関における外国人留学生全体の50%以上はウクライナ留学生である。
・ポーランド・ウクライナ貿易関係は進展しており、2017年に貿易額は62億ドル(前年比26%増)、ウクライナの対ポーランド輸出額は27億ドル(同23.8%増)でウクライナの対ポーランド輸入額は34億ドル(同28.2%増)である。ポーランドはEUにおいてウクライナ最大の輸出相手国であり、ドイツに次ぐ第二の輸入相手国である。
・ノルドストリーム2の建設阻止でEUに対し積極的に働きかけを行っている。ロシアの天然資源への依存度を増すことになり、この件でウクライナと同じ立場である。
・3月にガスプロムがウクライナへのガス供給を拒否した際、その最も危機的な状況でポーランドのPGNiGはウクライナのガス不足にいち早く対応した。
・200万人のウクライナ国籍保有者がポーランド内で労働、居住、学習している。ウクライナにいる家族への仕送り額は昨年度、1000億フリブナに達したと見積もられている。
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人口3800万人のポーランドでウクライナ出稼ぎが200万人とは。労働人口の1割近くがウクライナからの出稼ぎ労働者ということになる。
posted by 藤森信吉 at 15:51| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

累積する人民共和国の水道債務

 こちらによると、ドネツク被占領地域の水道代債務額は28億フリブナに達している。
 ジェブリフシキー・ドネツク州軍民府長官によると「ドネツク州のウクライナが支配する領域では水道代は30フリブナだが、被占領地域では7フリブナであり、経済的に無理があるが、さらにそのような料金体系でも支払っていない。債務は28億フリブナに達している」とfacebook上で述べた。ジェブリフシキー氏は、ドンバス水道公社の給料引上げには、リストラや支出減らし、エネルギー効率を高める必要がある、と指摘した。
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 28億フリブナというと約1億ドルで巨額。人民共和国側が域内住民から徴収した水道代は丸々、当局の懐に入って、ウクライナ側の水道公社には支払っていないということ のようだ。しかし、人民共和国は水道も電気も安い訳で、素人考えでは、大麻LED野菜プラントなんかもいけそうです。

posted by 藤森信吉 at 11:59| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

ドニプロ川経由でベラルーシ製ディーゼルを輸入

 こちらによると、5月にベラルーシのモズィリ製油所から初めてドニプロ川経由でディーゼル燃料が供給される。
 モズィリ製油所から750トン級タンカー二隻がドニプロ川経由でキエフに到着するが、これは昨年度に国家イノベーション計画の枠内で投資された輸送港であり、テスト済である。5月にウクライナ消費者向けに水上輸送が開始されるが、チャーターではなく定期便として月2便、将来的には3-3.5便が見込まれている。
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Google Mapで見ると、確かにドニプロ川はモズィリまでつながっているが、こうなると、何故今まで河川輸送が実現しなかったのか気になる。小型タンカーよりはタンクローリーで直接消費者へ輸送する方が安上がりなのだろうか。あるいはウクライナの製油能力は十分であるため、ベラルーシ産は不要だった、ということだろうか? 
posted by 藤森信吉 at 14:01| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

モルドヴァ、北部国境のコントロールを全回復

 こちらによると、フィリプ・モルドヴァ首相列席の下、ポロシェンコ大統領は「モルドヴァ・ウクライナ国境共同通過ポイントの人・輸送手段・商品・モノの共同管理に関する政府間協定の批准に関する法」に調印した。
 ウクライナ安保フォーラムに出席中のモルドヴァ首相は、沿ドニエストル部分を含むモルドヴァ・ウクライナ国境の完全な管理をもたらすことになる、と謝意を表明した。
 国境の共同管理は2017年7月17日から、ウクライナ領内クチュルガン・ペルヴォマイスク地点で実施されており、政府間協定は2018年3月1日にウクライナ議会が批准していた。協定が発効することにより、モルドヴァ・ウクライナ国境の全追加ポイントで共同管理が可能となり、密輸対策の効率化や地域安全保障の強化が期待される。
posted by 藤森信吉 at 17:17| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月14日

ポロシェンコ「ロシアはウクライナ・ルートなしにはやっていけない」

 ポロシェンコ大統領は「ロシアはウクライナのガス輸送システムなしにはやっていけない」と述べた。
 テレビ局とのインタビューにおいて、ポロシェンコ大統領は、テレビ局とのインタビューにおいて「ロシアはいかなる場合もウクライナのガス輸送パイプラインなしにはやっていけない、2019年後も同様である」と述べた。また、「ノルドストリーム2は完全に政治的性格を帯びており、ウクライナには既に輸送パイプラインがあり、年1500億m3の輸送力があるにも関わらず、その建設費150-200億ドルを浪費することになり、経済的にナンセンスである。EUの指導者達に『高いガスを買うことになり、経済的競争力が落ちる』と申し上げている。EUの行動はウクライナの利益のためだけでなく、EUの連帯と競争力のためにもなる」と述べた。「メルケル首相との会談の成果としては、ドイツ側がノルド2は政治的なプロジェクトであると初めて述べたことが挙げられる。第二に、ノルド2はウクライナの利益を無視して実現されることはない」と大統領は強調した。
 また、大統領は、ロシア・EU諸国間のガス契約は全てストックホルム仲裁で担保されている中、今日ロシアは、ウクライナに対するストックホルム裁定に違反している、と述べた。
posted by 藤森信吉 at 21:36| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月13日

CISよさらば!ウクライナ代表退場す(予定)

 ポロシェンコ・ウクライナ大統領は、ウクライナは公式にCIS参加を停止する、と表明した。
 大統領はキエフで開催中の「ウクライナ安保フォーラム」において「ウクライナはこれまでも、そして現在もCIS加盟国ではないことに鑑みて、CIS機構への参加をとりやめる。ロシアの侵略を断罪するため、政府と共にCIS機構への参加を公式に停止する案を準備している。これはミンスクにおけるウクライナ代表部を最終的に閉鎖することでもある」と述べた。
 また大統領は、ウクライナがCIS枠内で調印した条約・法文は国益の観点から吟味されなければならない、と述べた。

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ウクライナはCIS加盟国だと思ったのだが、正確には「創設国だが、CIS憲章に未調印・未批准で準加盟国」ということのようです。
 ウクライナCIS代表部のサイト
Україна, не підписавши Статут СНД від 22.01.1993 р., де-юре не є державою – членом Співдружності, а має статус держави – засновниці та держави – учасниці СНД.
posted by 藤森信吉 at 14:23| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月12日

Freedom House、ウクライナの民主主義に辛口評価

FreedomHouseのNations in Transit 2018によると、ウクライナの民主主義スコアは4.61から4.64となった。マイダン革命後、初めてのダウンである。
 スコアでは、地方自治では分権化改革により良化、一方で、独立メディアではSNSへの接続遮断やジャーナリスト暗殺の怠慢捜査により後退、市民社会についても反汚職NGOに対するネガティブ・キャンペーンにより後退している。
「ウクライナは権威主義体制に転落するリスクに晒されている。根本的な改革の窓は閉じられていないが、汚職対策に対する政治家の反発や市民社会・メディアに対する一連の攻撃により、その機会は狭められている」と指摘されている。
 旧ソ連諸国のスコアを並べると、
・エストニア1.82、ラトヴィア2.07、リトアニア2.36(Consolidated Democracyに分類)
・ウクライナ4.64、ジョージア4.68、モルドヴァ4.93(Transitional Government or Hybrid Regimeに分類)
・アルメニア5.43(Semi-Consolidated Authoritarian Regimeに分類)
・クルグス、ロシア、ベラルーシ、カザフ、タジク、ウズベク、アゼルバイジャン、トルクメン(Consolidated Authoritarian Regimeに分類)
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 現体制によると、マイダン革命とは「自由と民主主義を求める市民の抵抗」だったような・・・
ということで、言い訳を考えてみました。
・EUとのビザなし渡航があるから(中国人だってシェンゲン内を観光しているぞ)
・革命後の移行期だから(ソ連崩壊後にその言い訳は聞き飽きました)
・ロシアのハイブリッド戦争に対抗するには強い政府が必要(ネトウヨかよ)
・NGOや市民社会はロシアから援助されている(同上)
・FreedomHouseは米帝の宣伝媒体(アメリカ様を批判するのはまずいよね)
・ハンガリーやポーランドのスコア悪化よりはマシ(論点ずらし)
posted by 藤森信吉 at 10:20| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月11日

Ukrenergo社、ロシアを提訴予定

 こちらによると、ウクライナの統一電力網オペレーター国有企業Ukrenergo社はロシア政府に対し、投資紛争の解決付託を求める書面を送付した。
 それによると、Ukrenergo社は、同社のクリミア上の資産について、ウクライナ・ロシア2国間の投資相互保護条約に基づき、ロシアの外相、財務相、法相、首相、大統領に投資紛争に関する書面通知を送付・受領された。投資紛争は、クリミア領土における同社資産のロシア連邦による非合法な接収により引き起こされたもので、友好的な和解期間が6カ月間設けられている。友好的な解決が得られなかった場合、同社はナフトガス・ウクライナ社の裁判を担当した Covington&Burling LLP社と協力して、調停に訴える予定である。同社によると、クリミア併合により、資産だけでなく、収入も奪われており、クリミアの電力網だけでも10億ドルに相当する。



posted by 藤森信吉 at 08:40| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月10日

ポロシェンコ、コンスタンチノーポリ総主教と会談

 こちらによると、ポロシェンコ大統領はトルコを訪問し、ヴァルソロメオス1世・コンスタンチノーポリコ総主教と会談した。
 ポロシェンコ大統領は「何百万人ものウクライナ人が教会に行く日に会談できたことは象徴的である」と述べた。総主教は、ウクライナにおける平和を祈念する」と述べた。大統領は、パスハ前日にマリウピリ、ヴォルノヴァッハを訪問し、現地の人々は平和とロシアの侵略停止を必要としていることを述べた。また、大統領は、ウクライナ人民が望むところのウクライナにおける統一された地元の正教会を導入する必要性についても言及した。 

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コンスタンチノーポリ総主教的には、キエフ主教座は異端な訳で、正教会統一のために介入するとは到底思えないのだが。
posted by 藤森信吉 at 10:40| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

「ウクライナ・ルートはロシアの制約要因」

こちらによると、パルビィ議長は、ウクライナ領ガスパイプラインがロシアによる侵略の制約要因である、と指摘した。
 「ラーダ」チャンネルとのインタビューにおいて、パルビィ最高会議議長は、ノルド・ストリーム2建設について「ウクライナや西側の専門家は、ウクライナにおけるガスパイプラインの存在が、ロシアのウクライナに対する大規模攻撃を制約する要因となっていると指摘している、仮にノルド・ストリーム2が実現されれば、ウクライナ領経由以外のエネルギー供給が実現され、ロシアの軍指導部やプーチンにとってウクライナに大規模な戦争をしかける補足要因となろう」と述べた。また、パルビィ議長は、ノルド・ストリーム2建設阻止について、ウクライナはヨーロッパ諸国との連帯と協力を求めている、ウクライナ軍人は東部において、ウクライナだけでなく全文明世界を守っている、と指摘した。

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「ウクライナは侵略国ロシアの防波堤」論の一例。なんとなく「日本は共産主義の防波堤」と似ているが、欧米がこれ以上ウクライナを甘やかしてくれることはないだろう。しかしパルビィ、滑舌が悪くて聞き取りにくい。
posted by 藤森信吉 at 13:57| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月08日

モルドヴァ世論はプーチンがお好き

 こちらに、モルドヴァの世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。
・モルドヴァ社会調査センターによる調査、3月10-27日、1150名を対象。
・ 信頼できる外国のリーダー
プーチン 55%、バセスク(前ルーマニア大統領)44%、ルカシェンコ29%、ヨハニス(現ルーマニア大統領)27%、メルケル24%、サアカシビリ20%、トランプ17%、ポロシェンコ14%、マクロン12%
・友好的と思う国
ロシア 39%、ルーマニア35%、ドイツ8%、アメリカ7%、ウクライナ3%
・国の進路
ユーラシア経済同盟37%、EU 31%、ルーマニアとの合同 26%
・どこで家庭生活するのが最良か
EU 57%、ユーラシア経済同盟30%、その他の国 13%
・EUとの協力の意味は
経済援助28%、働き場所23%、友好関係18%、内政干渉15%、投資7%
・ロシアとの協力の意味は
エネルギー資源25%、沿ドニエストル22%、市場19%、友好関係15%、内政干渉10%、働き場所5%
・ルーマニアとの協力の意味は
財政援助24%、友好関係22%、内政干渉20%、奨学12%、投資9%、占領6%
・EU加盟の国民投票があった場合
賛成 52%、反対38%、未定10%
・ユーラシア経済同盟加盟の国民投票があった場合
賛成41%、反対52%、未定7%
・ルーマニアとの合同
賛成35%、反対48%、未定17%
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 オリジナルのデータ見つからず。ルーマニアとの合同に対する支持率が高くなっているような。こりゃプーチンも慌てるはずだ。
posted by 藤森信吉 at 20:02| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月07日

ガスプロム、支払いをゴネる

 こちらによると、ガスプロムはナフトガス社への25億ドルの支払いを留保している。
 ノヴァーク・ロシアエネルギー相は、「目下、ストックホルム裁定をスウェーデンのスヴェア地裁に上訴している。我々の見解では、輸送および供給契約に関するストックホルム裁定は同等のロジックで受容されなければならない」と述べた。
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 ストックホルム仲裁の裁定が最終決定じゃなかったっけ?
 
posted by 藤森信吉 at 14:17| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

マナフォート氏のウクライナ・メディア戦略が明らかに

 こちらによると、トランプ大統領の前選挙キャンペーン責任者であるマナフォート氏が、ヤヌコヴィッチ前大統領のために行っていたメディア戦略が明らかになった。
 ヤヌコヴィッチ政権の支持率を上げるためのもので、数百万ドルがつぎ込まれた。
・Wikipediaでヤヌコヴィッチ氏の政敵をdisる文面の提案
・ウィーンに偽シンクタンクを立ち上げ、ヤヌコヴィッチの政策を流布
・欧米読者を対象としたSNS対策
・Breitbartでクリントン国務長官(当時)を攻撃するようジャーナリストを説得

 マナフォートのウクライナ戦略は、クレムリンやメディア対策会社がツィッター、facebookを駆使してヒラリー・クリントンを攻撃しトランプ勝利をもたらしたことの先例となった。ミュラー特別検察官は、マナフォート氏が、ヤヌコヴィッチのために、引退したヨーロッパの政治家たちに200万ユーロ以上をオフショワ勘定を用いてロビイングしていた、と断罪している。

↓マナフォート側が製作した反ティモシェンコ映像

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長いので後略。原文は英語なので是非ご一読を。日本のソーシャル・メディアに溢れる書き込みもどこかの会社が入っている感じが激しくする。しかし、私は割と親ヤヌコヴィッチなのだが(笑)どこからもおいしい話は来なかったな。
posted by 藤森信吉 at 16:18| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

ガスプロム「ウクライナ・ルート経由は1/10になる」

 こちらによると、ミレル・ガスプロムCEOは「ノルドストリーム2」と「トルク・ストリーム」稼働後のウクライナ経由量は1/10になる、と述べた。
 ミレル氏は「ウクライナ領経由の輸送を完全にやめるとは言っていない。何故ならウクライナと国境を接する国はウクライナ領経由となるからだ。他方で輸送量は疑いもなく激減となるだろう。年100-150億m3になろう」とのべた。2017年、ウクライナはロシア・ガスを930億m3輸送している。
 今後の協力についてミレル氏は「少なくともストックホルム裁定枠内での条件はない」と述べた。
posted by 藤森信吉 at 14:53| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月04日

NGO、電子申請の対象から除外されず

 こちらによると、ウクライナ最高会議は、電子申請の対象から反汚職団体を除外する法案を否決した。
 1年前、ウクライナ最高会議は、議員発案による汚職防止法改正案を採択したが、驚くことに反汚職団体代表も、電子申請の対象者リストに加えられていた。4月1日でに、反汚職団体の代表は、自らおよび家族の動産・不動産資産を電子申請しなければならず、申請が不十分な場合は、国家公務員同様に罰金、自由はく奪等の罪を問われることになった。
 この改正に対し、EUは、本条項の削除を求めたが、先の改正法が撤回されることはなかった。アメリカ国務省およびG7大使はウクライナ政府に対し、本条項を削除するよう求め、ヨハンズ・ハーンEU隣国問題委員は「ビザなし渡航導入時の義務に違反している」と批判した。
 4月3日、ウクライナ最高会議に、反汚職団体の申請を廃止もしくは提出期間を延期することを規定した7法案が提出されたがいずれも採択されなかった。ラディカル党と野党連合党が反対であり、ポロシェンコ連合は100名あまりが棄権した。
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このあたりのgdgdもティモシェンコ待望論につながってくるのでは。
posted by 藤森信吉 at 14:48| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年度のクリミア観光税収は7.5%増

 アクショーノフ・クリミア共和国首長は、議会における政府活動報告内で、2017年にクリミアを訪れた観光客は540万人であったことを明かした。この数字は2016年に比べ減少しているが、他方で保養・観光部門からの税収額は7.4%増の250億ループリであった。また、アクショーノフ氏によると、「小ホテル」の闇を除去する必要があり、柔軟な規制メカニズムを策定中である、とした。
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クリミア共和国の2017年予算案によると歳入額は1317億ルーブリとあるので、税収の2割が観光業から、ということになる。この数字に従業員の所得税やレストラン業界等は含まれていないとすると、クリミア経済における観光業の数字はかなり大きくなる。
posted by 藤森信吉 at 10:52| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月03日

国境庁長官、国境警備について語る

 こちらにツィヒカール・ウクライナ国家国境庁長官のインタビュー記事が掲載されているので興味深い点をピックアップ。
・生体認証システムはEU境界上の全パスコンに設置され正常に機能している。ロシアを含む70か国は生体認証によるパスコンを実施しており、年始以来、13万6千人が利用し、内9万6千人がロシア人である。ロシア人の入国目的は商用か親戚訪問である。ロシアのメディアはウクライナ側がロシア国民の権利と自由を制限しているかのように報道しているが、我々は単に彼らのデータをチェックしているだけであり、このようなシステムは世界中で採用されている。これはテロリストや別の身分証明書を持っているロシアのエージェントの侵入リスクを減らしている。クチュルガンでFSBの要員を逮捕したが、彼は他人のパスポートを携帯し、沿ドニエストルで高い職務に就く予定だった。
・ウクライナ・ロシア国境は非コントロール部分409kmとコントロール部分1300kmがあり、2014年以来、国境庁は警備を強化している。100kmあたり200-250名が警備している。人員は十分であるが、困難でもある。ロシアとの国境で、どの区画から密輸や非合法移民が来るか予想可能である。
・ATO圏については、紛争開始以来、国境庁兵士の5名が行方不明、70名が犠牲となり429名が負傷している。現在、1万9000人の国境庁兵士がATO圏に従事している。2014年には900-1200名しかいなかった。ローテーションを採用していた時、皆、上申書を書いて逃げて行った。今日、ローテーションは停止している。
・EU国境については、ウクライナは潜在的な非合法移民輸出国ではなく、ヨーロッパ側は我々を脅威とは見ていない。ヨーロッパ側と協働して共同パトロール行っている。12月7日からは、ウクライナ・モルドヴァ国境のウクライナ側で共同パトロールを実施している。
 
posted by 藤森信吉 at 09:19| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガスプロム、ナフトガスへの支払金を確保

 こちらによると、ガスプロム社はナフトガスへ支払う47億ドルを確保した。
 ガスプロム社の収支報告書によると、「契約違反から生じた違約金、延滞金」として2729億ルーブリ(47.4億ドル)を計上しており、これはストックホルム仲裁決定の全額にあたる。この結果、ガスプロム社の純利益はシンボル的な1000億ルーブリに低下した。2月28日、ストックホルム仲裁は、ナフトガス社の訴えを認め、輸送量不足の補償として46.3億ドルの支払いを決定した。3月1日以降、一日当たり52万6千ドルの利息が加えられる。
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 ナフトガス・ウクライナ社がガスプロム社に支払う20.19億ドル(+利息)と相殺かと思ったのだが、お互いに全額を払い込むことになるようだ。というか、ナフトガス社はまだ入金していないような・・・
posted by 藤森信吉 at 08:38| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする