2017年10月22日

ドンバス・ウィナーズ・カップ開催!

 こちらによると、ドンバス・ウィナーズ・カップ2017が開催され、シャフチョール(ルガンスク人民共和国)が初戦に勝利した。
 21日、マケエフカで歴史上はじめて行われたドンバス・ウィナーズ・カップの試合で、LNRのシャフチョール(セヴェルドロフスク)が2:1でDNRのアルセナール(マケエフカ)に勝利した。 28日に、セヴェルドロフスクで第二戦が行われる。
-------
両人民共和国のサポーター同士の乱闘が見たい。というか、「民族の友好」を謳っていたソ連時代においても、モスクワとキエフのチーム間の試合では、差別的な野次が飛び交ったり、街中でのサポーター間の乱闘が凄かったらしい。
posted by 藤森信吉 at 22:14| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

電力輸出、好調

 こちらによると、ウクライナの1-9月の電力輸出量は前年同期比47.6%だった。
 2017年1-9月期にウクライナは41億8170万kWh(プラス13億4800万kWh)を輸出した。ハンガリー、スロヴァキア、ルーマニア向けが24億8850万kWh(プラス19.6%)に達し、他方でポーランド向けがマイナス3.5%となった。また、モルドヴァ向けは9億7000万kWh(前年同期は370万kWh)で大幅増となっている。対ベラルーシ、ロシアの輸出はなかった。
 また、1-9月期にウクライナは3850万kWh(前年同期は5770万kWh)の電力を輸入、内3770万kWhがロシアから、80万kWhがベラルーシからだった。
------
ガスとは違い、ロシアとのエネルギー関係は実は地道に続ていることが分かる。モルドヴァ向け輸出がこれだけ伸びているということは沿ドニエストルの対モルドヴァ電力輸出はかなり落ちていることになる。
posted by 藤森信吉 at 19:40| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

ウクライナの平均年金支給額は95ドル

 こちらによると、年金改革後のウクライナの平均年金支給額は2446.56フリブナに上昇した。
 レヴァ・ウクライナ社会政策相は、ウクライナ議会の質疑に立ち、「改正年金法の採択の結果、ウクライナの全年金受給者1170万人の内、10238859人(90%)の受給額が上昇した。受給額は平均559.78フリブナ上昇し、2446.56フリブナとなった」と述べた。
また、年金支給額増加に伴い64億フリブナが支給され、2019年からは自動的なインデクゼーション(係数の内、50%はCPI、50%は平均給与額に関連付け)も導入されると指摘した。
 「年金額の増加はインフレの性格を持たない。お金を刷ったり、国際金融機関のクレジットを流用したり、国家予算からの補助金を増やしたりしていない。資金源は経済からである」とレヴァ大臣は述べた。
posted by 藤森信吉 at 20:37| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

沿ドニエストル共産党議員、暗殺未遂?

 こちらによると、沿ドニエストル共産党党首に対する暗殺未遂事件があった。
 暗殺の警告は、ロシア連邦のハイレベル情報源からもたらされ、ロシア治安当局のチャンネルを通じて暗殺の企ては中止された。本情報はロシア下院のトップに広まっており、この問題が近日中にロシア連邦指導部の間で協議されることになる。
 暗殺の企ては、、オレグ・ホルジャン・沿ドニエストル共産党党首が、沿ドニエストル最高会議議員の中で唯一、バルカーヌィにおける少女の交通死亡事故を追及していることと関連している。また、10月7日にドドン大統領と会談したことに対するホルジャン氏への予期せぬメディア攻撃から既に一週間が経過している。
 また17日、ホルジャン氏はドドン・モルドヴァ大統領と会談をもった。会談では、ソチにおいてプーチン大統領との会談が行われたことを伝え、沿ドニエストルの代表との対話の発展の必要性が強調された。ホルジャン議員は、ドドン大統領が沿ドニエストルの窮状をプーチン大統領に伝えたことに感謝の意を表し、今後も会談を続けることに賛意を述べた。



----------
 ドドン大統領が再統合に向けた意見交換で沿ドニエストル側社会団体の代表として沿ドニエストルの泡沫政党と会っているのは興味深い。なお、文中にある交通事故とは、シェリフ社副社長だかのレクサスが少女を撥ねたとされる事件。沿ドニエストル側では、運転手の情報は伏して報道されているが、下手人がシェリフではないか、とSNSを通じて拡散しているところだ。モルドヴァ・メディアは大々的に取り上げている。
posted by 藤森信吉 at 20:44| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

ウクライナの脱無煙炭、順調

 こちらによると、DTEK社の9月の発電量の89%はウクライナ産のガス用炭(マークG)であり、輸入無煙炭は11%に過ぎないと発表した。
 同社は「発電量の増加は、DTEK社の輸入無煙炭依存の解消プログラムによるものである」とした。同社は
無煙炭不足に関連して、ウクライナにおけるガス用炭の生産を上9か月で10.5%増加させ、1690万トンに達した、としている。 
-----
DTEKはアフメトフの会社でウクライナの火力発電と石炭生産を独占している。ドンバス封鎖で人民共和国領内の同社の無煙炭が手に入らなくなり大打撃、と思われたが、輸入(というかロシア迂回)無煙炭でしのぎつつも、ガス用炭への変更が順調に進められているようだ。と考えると、ドンバス封鎖は、事前にアフメトフの了承済ということか。ウクライナが無煙炭を買わなくなると、困るのは人民共和国。
posted by 藤森信吉 at 17:04| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

UPA75周年

ウクライナ防衛者の日の14日、ポロシェンコ大統領はUPA創設75周年式典において、第二次大戦時において2つの全体主義体制と戦ったUPA戦士を称賛した。
大統領はUPA戦士の宣誓文を引用し「全ウクライナ領土とウクライナ人を侵略者から解放し、ウクライナ独立を勝ち取るために戦い、血や命を投げ出すことを惜しまない。最後まで戦いウクライナの敵に勝利する」と述べた。
 その一方で、我々の歴史の困難な頁も忘れてはならず、ヨハネ・パウロ二世の「相手を赦し、そして赦しを請いなさい」という言葉は、ヨーロッパ隣国との善隣・信頼関係を持つうえで重要である、とした。
 UPAについては、大戦中に2つの全体主義体制と戦い、戦後も戦いが10年以上続いた。UPA放逐後、モスクワは非人道的な措置を再開し、70年前の10月21日にスターリン主義者たちは「西作戦」で7万6千人のウクライナ西部の住民を一晩でシベリアに移住させた、そのような悲劇は二度と起きないことを保証する、と述べた。
 大統領は、大公の親兵、ザポリジア・コサック、シチ狙撃隊、ウクライナ人民共和国、UPAの戦士、第二次大戦時、ウクライナ国軍、国家親衛隊その他の軍の兵士は自らの祖国を防衛し、我が国の独立に貢献した、とその歴史を称賛した。ウクライナ人民共和国軍が100年前に創設されたことにも触れ、彼らがロシア赤軍・白軍からウクライナの土地を守ったが、時の政治によって独立を守れなったことを指摘し、過去の教訓を学び、失敗を繰り返さないことを保証する、と述べた。
--------
過去の教訓というと「ドイツは信用できない」くらいじゃないのかな。
posted by 藤森信吉 at 11:05| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

ペスコフ「ウクライナはクリミア併合を承認しろ」

こちらによると、ペスコフ・ロシア大統領報道官は、クレムリンはロシア・ウクライナ関係の正常化を望んでいる、と述べた。
 ペスコフ氏は、クレムリンにとってウクライナによるクリミア併合承認の重要性について質問を受け、「数百万のクリミア半島の人々の意思を尊重した承認がいずれなされ、ロシア・ウクライナ関係が正常化されることを望んでいる」と答えた。
-------
 おかしい・・・クレムリンの理論では、クリミア併合にウクライナの承認なんて必要ないはずだが。「クリミア承認と引き換えにドンバスから手を引く」というシナリオがまだ生きているのか?

 
posted by 藤森信吉 at 11:47| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

モルドヴァ、沿ドニエストルに小選挙区を設定

 こちらによると、モルドヴァは左岸に一小選挙区を設定した。
 13日の選挙区割当国家委員会の決定によると、モルドヴァ領は46小選挙区が設定され、沿ドニエストルに1、在外に4が割り当てられる。チョカン委員長は、統計的な計算により、モルドヴァ支配領(沿ドニエストル除)には最低でも46選挙区が設定されなければならない、とした。ガガウスには2選挙区が設定される。ガガウス自治共和国には有権者13.3万人がおり、一議席あたり6.5万となる。タラクリア(ブルガリア人が多数を占める)にも1設定されるが、1議席あたりの有権者は3.5万人となる。ガガウス議会議長は、3議席を要求しており、社会党の支持を受けている。
 以前、社会党は自らの混合制案において、沿ドニエストルと在外に25議席を割り当てていた。
--------
 ガガウスや沿ドニエストルは「親ロ的」な地域なので、社会党は可能な限り多くの選挙区を設定したい、ということ。在外4とあるが、ロシア2、ヨーロッパ1、北米1、イスラエル1 という感じか?
posted by 藤森信吉 at 13:23| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

チェコ大統領「クリミアは済んだ問題、補償を検討すべき」

 こちらによると、ゼマン・チェコ大統領は、欧州評議会議会アンサンブルにおいて、クリミア喪失に対する補償問題を検討すべきだ、と述べた。
 ゼマン大統領は、クリミア併合は違法であるが「疑いもなく済んだ問題」であり、「ウクライナに金銭もしくは石油・ガスの形での補償がなされるべきだ」と述べた。また、ウクライナがクリミア返還にこだわって補償を受け入れない場合、「ヨーロッパの戦争」が始まる可能性があり、これは避けねばならない、と述べた。
ゼマン大統領はEUの対ロ経済制裁に反対しており、親ロ的な発言をこれまで繰り返してきている。

------
The settlement of the Crimean Czechoslovakian problem, which has now been achieved is, in my view, only the prelude to a larger settlement in which all Europe may find peace.
posted by 藤森信吉 at 12:31| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月12日

ドドン、ソチでプーチンと会談

 こちらによると、ドドン・モルドヴァ大統領はプーチン大統領とソチにおいて会談を行った。
 席上、ドドン大統領は、モルドヴァ製品の対ロ輸出の伸びおよびロシアにおけるモルドヴゥ不法出稼ぎ労働者に対する恩赦に感謝を述べた。 また、ドドン大統領は、両国の協力関係拡大とユーラシア経済同盟のオブザーバー資格取得への期待を表明した。
 沿ドニエストル問題の解決については、ロシアからの支持を想定しており、また現行のロシア平和維持部隊が加わった平和維持活動を肯定的に評価している、とドドン大統領は述べた。
 「西側諸国に操られているモルドヴァ政府および議会多数派は全勢力で以て二国関係を分断しようとしている。私はモルドヴァ政府におけるいかなる反ロシア的発露も非難する」として、ロシア製ニュースの放送禁止法といった反ロシア的法律については一つたりとも署名しない、と力説した。
 「モルドヴァ・ロシア関係は、障害にも関わらずより強固になる」と大統領は会談を結んだ。

----------
すごいな〜このよいしょぶり。しかし西側を批判するのはどうかねえ。小国としては、あらゆるパトロンに尻尾を振るのが正しいと思うのだが。
posted by 藤森信吉 at 18:51| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

ウクライナ人「出稼ぎでドイツに行きたいです」

 こちらに、国外移住に関する世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。
・世論調査会社REITING社による調査、18歳以上、ウクライナ全土1200人、9月8-18日。
・移民を希望する理由
 より良い生活(64%)、子供のためのよいよい将来(34%)、ウクライナにまともな就職口がない(23%)、よりよい教育(12%)
・回答者の44%が国外出稼ぎを希望。若い世代ほど希望する割合が高くなる
・若い世代は特殊技能や国際的な企業で職歴を積みたいと願い、年配は外国でよりよい社会保障を受けたいと考えている。
・海外で働きたいと回答した者の希望する働き先
 ドイツ(37%)、ポーランド(26%)、アメリカ(22%)、カナダ(21%)、チェコ(16%)、イタリア(15%)、イギリス(14%)、、フランス、スウェーデン(12%)、イスラエル(11%)、スイス(9%)、オランダ(7%)、ロシア(6%)
 ロシアでの働きを希望する者はウクライナ東部で多い。
・回答者の44%は海外で働く機会が全くない、30%は僅かに機会がある、17%はかなり機会がある、と回答。
・回答者の14%は海外労働の経験済。経験者は西部、高学歴、自営業、民間企業の従業員経験者が多数。
・海外出稼ぎに関心があると回答した者の内、64%が親戚、友人、同僚から情報を得ている。40%がインターネットで、37%が知人から、12%がマスコミの広告から、13%が海外機関から情報を得ている。
・回答者の70%が子供、孫を留学させたいと願っている。東部で低く、若く、学歴が高いほど割合が高くなる。
・留学先の希望は、ドイツ(34%)、イギリス(29%)、アメリカ(25%)、ポーランド(24%)、カナダ(17%)、フランス(12%)、チェコ、スウェーデン(10%)、イタリア(7%)、オランダ、スペイン(5%)、ロシア(4%)、以下、スロヴァキア、ハンガリー、リトアニア、ボルドカル、ルーマニア
・EU・ウクライナ間ビザなし渡航で出稼ぎ労働をはじめたい 55%
・EU・ウクライナ間ビザなし渡航によりウクライナからの海外移民が増えると思う 80%
・出稼ぎ労働には労働ビザが必要である 54%、不要である 29%、回答なし 17%
-----------  
 通貨高のところは魅力的だよね。しかし、希望する出稼ぎ先にUAEが入っていないのは謎。
また、ロシア人気が激しく低下しているが、希望とは別に、実際の統計数字ではどうなっているのか気になるところだ。ビザ、ロシア語、交通費を考えると、ロシアが依然として一番働きやすいはず。
posted by 藤森信吉 at 21:01| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

ガス備蓄量を164億m3まで積み増し

 こちらによると、9月末時点でのウクライナの天然ガス備蓄量は163億9471万m3に達した。
3月22日に最低備蓄量を記録して以降、9月30日までに82億9428万m3を積み増したことになる。2016年9月30日時点の142億5565万m3と比較して15%増、2015年9月30日と比較して4.5%増、2014年9月30日時点と比較して1.5%減となっている。
 ウクライナ政府の2017/18年秋・冬季に向けた準備計画によると、2017年11月1日までに170億m3を地下ガス貯蔵庫に備蓄することになっている。
posted by 藤森信吉 at 10:06| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

人民共和国ナンバー車、急増

 こちらによると、ドネツク人民共和国交通警察に登録した車両は本年度だけで8万1千輛に達している。
 2015年5月の登録開始から、15万輛がドネツク人民共和国交通警察地区間登録・検査局に車両登録を行ったことになる。
------
 一時期は幻と言われたドネツク人民共和国ナンバーだが、15万台に交付済、ということになる。超単純計算で、人民共和国全土の車両の半数は登録済ということに。本年度の登録激増は、今年2月のロシア大統領令 「ウクライナのドネツク・ルガンスク州の特別地区領に恒常的に居住するウクライナ国民および無国籍人に発給された書類および輸送手段登録書のロシア連邦における承認」が関係しているのだろう。
posted by 藤森信吉 at 18:37| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

スルコーフ・ボルカー会談

 こちらによると、7日、ベオグラードにおいて、スルコーフとボルカーの会談が行われた。
 スルコーフ・ロシア大統領特別補佐官とボルカー・米国務省ウクライナ問題担当特別代表がベオグラードで、ウクライナ東部和平を協議した。会談の詳細は明らかにされていない。
 モスクワ大学ウクライナ・ベラルーシ研究所副所長のベスハリコ氏は、何らかの妥協は有り得ないだろうと指摘する。ボルカー自身、ウクライナ問題でロシアに対する厳しい立場を堅持することを明らかにしており、「アメリカはロシア、ドンバス住民の利益を考慮しないのであれば紛争解決は不可能である。アメリカは、キエフ政権やラディカル勢力のみに焦点を当てている」とベスハリコ氏は述べた。
 ホルカー自身、6日、ミンスク合意は効果的に働いていない、米ロの協議がウクライナ東部情勢解決の一助となることを期待する、とГазете.Ruのインタビューで述べていた。



------
 プーチンの信任を受けて暗躍しているスルコーフは、そのルックスと相まってロシアの対外イメージを相当ネガティブなものにしているように思えるたのが。
posted by 藤森信吉 at 16:16| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

改正年金法、採択

やや古いニュースだが忘備録として。 
こちらによると、ウクライナ最高会議は、改正年金法を採択した。
 10月から900万人の年金受給者は200-1000フリブナ増額される。
年金支給年齢は据え置かれるが、60歳から受給するには25年間の支払い期間が必要となる。支払い期間が15-25年間の場合、63歳から受給が開始、15年以下の場合は65歳から受給開始となる。また年金支払い歴がない者は63歳に達したときに社会保護を申請することができる。本基準は12か月ごとに1年間延ばされ、2028年からは60歳受給には35年間の支払い期間が必要となる。
 年金額の算出は、Сз(年金申請前の3年間の平均給与額)× ИКЗ(給与水準の個人係数)× Кс(支払い期間の係数)による。
posted by 藤森信吉 at 21:59| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

10月から食料品のインフレ加速中

こちらによると、10月に価格統制が解除されたため、生活必需品の価格が高騰している。
 8月時点での消費者物価指数はプラス16.2%であるのに対し、社会的な商品の価格は10月以降、30-45%上昇している。肉、卵は+45%、乳製品、鶏肉は+31-36%、小麦粉、パン、砂糖は15-18% となっている。

 社会的な商品とは、人間が必要なカロリー・ビタミンを補給でき、飢えないための最低限のリストであり、牛乳、スメタナ、チーズ、骨付きの牛・豚肉、カブバッサ、鶏肉、パン、小麦粉、マカロニ、ソバ、米、卵、砂糖、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎ、ビート、ニンジンからなっている。国家規制で、本製品の15%以上の値上がりを禁止していた。
posted by 藤森信吉 at 11:24| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

モルドヴァのカフェ・チェーン、ロシア市場に参入

 こちらによると、モルドヴァのカフェチェーンTucano Coffee が9月24日、サンクト・ペテルブルクに一号店をオープンした。
 投資額は12万ユーロで、平均客単価6ユーロ、回収期間2-3年を見込んでいる。10月にはバルナウル(ロシア)、ビシケク(クルグズ)にもオープン予定である。「ビシケクには多くの外人がおり、欧米風トレンドが流行している。市場は開放されているが競争は大きくない。サンクトはクールな街だが競争は激しい」とルスラン・コジョカル・Tucano Coffee社主は述べている。Tucano Coffee はモルドヴァ、ルーマニアだけでなく、UAEにも出店しており、2020年までに世界に300店舗を開く計画を持っている。



--------
サンクト店の住所はул. Кирочная, 8А とのこと。
コーヒーの味は文明度に比例する、というのが私の持論。КОФЕ ХАУЗとか、ぶっちゃけ微妙だよね。
posted by 藤森信吉 at 17:53| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

石炭生産、前年比でマイナス11.5%

 こちらによると、2017年1-9月のウクライナ企業の石炭生産量は2615万トンで前年同期比マイナス11.5%だった。
 コークス炭はマイナス22.9%の5498万トン、無煙炭はマイナス8.3%の2110万トンだった。ドネツィク州の炭鉱は870万トンを生産(マイナス24.6%)し、ルガンシク州の炭鉱は157万トン(マイナス51.5%)、ドニプロペトロフシク州は1466万トン(プラス9.1%)、リヴィウ州は113万トン(マイナス4.1%)、ヴォリン州は8万トン(マイナス42.2%)だった。
 DTEK社は3月15日に人民共和国領内の全企業の統治喪失を発表しており、特に「スベルドロフアントラツィット」、「ロヴェニキアントラツィット」「コムソモーレッツ・ドンバス」の3炭鉱は2011-13年に毎年1700-1900万トンを産出していた。
 ウクライナは2016年に4086万トン(プラス2.8%)を産出しており、内コークス炭は836万トン、無煙炭は3250万トンだった。
--------
 ドンバス二州の石炭生産量が激減しているが、これは統治喪失により、統計の対象から外されたものだろう。今やドンバスではなく、ドニプロペトロフシク州がウクライナの石炭生産の中心地となったようだ。まあどっちもアフメトフの炭鉱ですが。
posted by 藤森信吉 at 18:09| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

製菓輸出伸びる

 ウクライナ経済発展・商業省によると上7か月のウクライナ製菓輸出額は前年同期比で16%増加した。
 上7か月でウクライナは20万2500ドルの製菓を輸出した。製菓はウクライナ輸出戦略で見込みがある部門の一つとみなされている。ウクライナの製菓は伝統的な市場だけでなく、EU市場だけでなくインド、ガーナ、ナイジェリア、中国へ輸出されている。製菓産業はロシアの侵略の影響を最も受けたが、輸出先を例えばアメリカ等に変更している。
-------
ロシェーン(アクセントは後ろ)の名声に比して輸出額20万ドルとは何かの間違いではないかと思える数字だ。ロシア市場が非常に大きかったのだろうか。ロシェーンのチョコレートは日本でも買えるが、もう少し安くならないものかね。
posted by 藤森信吉 at 12:32| Comment(2) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧ソ連貯蓄銀行の預金総額は1080億フリブナ!

 こちらによると、ウクライナ国民のソ連貯蓄銀行口座の補償額は1076.5億フリブナである。
 オシチャド銀行のバランスシートによると2017年9月1日時点で、国家による通貨補償額は1076.5億フリブナであった。1996年に採択された法によると国家は、旧ソ連貯蓄銀行のウクライナ国民に対する債務を1.05フリブナ/1カルヴォバネッツの換算レートで転換しなければならない。1996年10月1日時点で債務総額は1319.6億フリブナ(内通貨分1219億フリブナ)であった。国家は予算から補償を支払い、特に2008年には60億フリブナ、2012年には45億フリブナを支払ってきた。2013年4月時点で財務省は残りの総額は1167.62億フリブナであると述べていた。
 20116年7月に財相は「全ての貯蓄銀行の預金者に対する支払いは終わった」と述べていた。
----------
このネタはまだ続いたのか。ティモシェンコが首相時代に、預金額のインデクセーションをやって国家予算に穴を開けた記憶が。
posted by 藤森信吉 at 12:02| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする