2019年09月20日

2020年予算の1/3は国債支払いに消える

こちらによると、マルコロヴァ財務相は、2020年度予算の1/3は内外債務の支払いに充てられると述べた。
 最高会議における演説で大臣は「予算の約1/3はこれらの支払いにあてられる。2015年以降の国債再構築により、我々は償還に数年の猶予を得た。残念ながら2019年以降、この状況に戻ってきた」と述べた。大臣によると、ウクライナは完全に債務支払いを履行しており、2020年末には債務残高は対GDP比で46.7%に低下する、と指摘した。

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2019年09月19日

1、2、5コペイカ・コイン、使用禁止に

 こちらによると、10月1日から、1コペイカ、2コペイカ、5コペイカの各コインが使用禁止となる。
 ウクライナ国立銀行副総裁ホロド氏によると、10月1日から、1、2、5コペイカ・コインが決済手段として使用禁止になり、流通から引き上げられる。また、25コペイカ・コインは決済手段として用いられるが、段階的に引き上げられる。
 ホロド副総裁によると、コイン引き上げについては、今後3年間、紙幣と引き換え可能であり、何ら憂慮すべきことはない、最初の1年間はウクライナ国立銀行の全支店および認可された銀行で交換可能である、と指摘した。また、ウクライナ国立銀行が引き上げたコインは、特別な機械で潰され、金属として再利用されることなる、と述べた。少額コインの引き上げは、流通紙幣およびコインの最適化政策の一環であり、将来的には、利用されるコイン・紙幣は17から12(コイン6種、紙幣6種)になり、現金決済がより簡素化されることになる。
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2019年09月18日

ウクライナ議員、世界王者に

 ジャン・ベレニュク・ウクライナ最高会議代議員が、グレコローマン87kg級世界選手権王者になった。
 カザフスタンのヌルスルタンで開かれていたレスリング世界選手権において、大統領与党「公僕党」に所属するベレニュク議員は、ハンガリーの選手を2:1で破り、グレコローマン87kg級金メダリストとなった。28歳になるベレニューク議員は、2016年五輪の銀メダリストであり、既に2015年(85kg級)世界選手権金メダリスト、2018年(87kg級)銀メダリストの実績がある。

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 父親はルワンダからキエフ航空大学に留学中にウクライナ女性と結婚、後にルワンダ内戦に参加して死亡、とのこと。
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2019年09月17日

「そうだ、沿ドニエストルに行こう」

 こちらによると、沿ドニエストルの官僚は、事前申請なしにモルドヴァ側へ渡航することが可能となる。
 イグナチェフ・沿ドニエストル外相によると、ドニエストル川両岸の政府は、パイロットプロジェクトで相互責任を負うことになる。ショヴァ・モルドヴァ副首相が9月16日から、モルドヴァの公人は、事前申請なしに沿ドニエストル領へ渡航できることになったことについて「パイロットプロジェクトの内容に完全にそったものではない」としたが、これに対して、外相は「関連案は用意されており、モルドヴァ側に渡した。本文書が、5+2会談において調印されることを期待している」と述べた。外相は、パイロットプロジェクトの重要点は、モルドヴァ公人が、沿ドニエストル領で公務・政治活動を行ってはならないことであり、個人目的、例えば観光であれば、沿ドニエストル側は、申請手続き過程を廃止することになる」と述べた。
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プラハトニューク氏は沿ドニエストル経由でオデッサから高飛びしたようなのだが、これも事前申請が出ていたのだろうか?
posted by 藤森信吉 at 21:37| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月16日

ウクライナ、ガス契約でハブられる可能性も

 こちらによると、欧州委員会はウクライナ側との契約なしでガス輸送を模索している。
 ブリュッセルはロシアに対し、ウクライナ・ロシア間の新ガス輸送契約なしに、ロシア産ガスをヨーロッパに輸送することを提案する可能性が出てきた。この件でヨーロッパエネルギー部門のTASSの消息筋は、ウクライナはヨーロッパ・エネルギー共同体の加盟国であるため、ヨーロッパ・エネルギー共同体の法的ノルマを果たさなければならず、すなわちウクライナのガス輸送システムの管理者は、契約がない場合、輸送能力を公売しなければならない。ガスプロムは短期・中期的契約実現のためにこの権利を買い取ることになる、と説明した。РБК社のガスプロム内の消息ずは、斯様なシナリオの可能性を否定しなかったが、全ては価格にかかっている、とした。
posted by 藤森信吉 at 18:03| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月15日

クチマ、独仏の圧力を認める

 こちらによると、クチマ元大統領は、独仏が受け入れ難い妥協をウクライナに迫っている、と述べた。
 クチマ特使はAP通信社に対し、和平を仲介するフランスとドイツが、ウクライナ側の監視なしに分離主義勢力の地方選挙を行う案を認めるよう、ゼレンシキー大統領に迫っているとの懸念を示した。「あまり希望はない、4者サミットでゼレンシキー大統領は、1:3という厳しい状況に置かれる」と述べた。和平の第一段階において、ゼレンシキー大統領はプーチン大統領との間で大規模な捕虜交換を行い、メルケル首相は和平履行の「希望の兆し」と称していた。クチマ特使は「ミンスク合意を履行しようではないか。安保が最初だ。部隊と兵器を撤収させ、国境を我々に取り戻させる必要がある。その後、自由な選挙を行う」と述べた。
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斯様な厳しい状況の中、経験ゼロでいきなり独仏ロのサミットに放り込まれるゼレンシキー・・・英語できないし。今考えると、ウクライナ軍が殲滅される中、ミンスクでポロシェンコは英語とロシア語を駆使して小村寿太郎級にがんばったよ(一番がんばったのはメルケルだけど)。


posted by 藤森信吉 at 14:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月14日

シュタインマイヤー様式で百家争鳴

 こちらによると、エリセエフ元駐EU代表は、シュタインマイヤー様式に合意することに反対を表明した。
 ポロシェンコ大統領時代の大統領府副長官でもあるエリセエフ氏は「外交顧問レベルのノルマンディー会議交渉に参加した者として、シュタインマイヤー様式と呼ばれるものにウクライナは合意を与えてはならない。これはロシアの罠だ」とツイッターに記した。
 12日に、ゼレンシキー大統領がノルマンディー4サミットにおいて、シュタインマイヤー様式およびミンスク合意の全項目が協議されると述べていた。また、13日には、外相が、ウクライナ政権はドンバスの一時的被占領地域を含むウクライナ全土で地方選挙実施を望んでいる、シュタインマイヤー様式は2016年にポロシェンコ大統領が合意している、と述べていた。シュタインマイヤーフォーミュラはウクライナ最高会議のドンバスの特別地位に関する改憲決議と選挙実施をロシア部隊・兵器の撤収後に同時に行うことを想定している。
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ポロシェンコはあれこれ難癖や対案を出して引き伸ばし続けてきたが、さすがに新大統領になって逃げきれなくなったか。この案をゼレンシキーが飲めたら大したものです。議会で憲法多数を確保できるかは不明。
posted by 藤森信吉 at 20:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月13日

シュタインマイヤー様式で合意か?

 こちらによると、大統領は、来るノルマンディー様式会談において、ミンスク合意の全項目が協議される、と述べた。
 大統領は、メディア代表との会談において、ノルマンディー様式による政府元首レベル会議は9月に予定されているが、日程は決まっていない、「スタインマイヤー様式」については9月2日に四者代表会議でその件が話し合われたことを明かした。また、大統領は、来る元首レベル会談において、シュタインマイヤー様式およびミンスク合意の全項目が協議され、決議が出されるだろう」と述べた。
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 シュタインマイヤー様式は、ミンスク合意の全項目の同時履行とウクライナ憲法内でドンバス特別地位の明記でしたっけ。ロシアと独仏が賛成、ウクライナと人民共和国側が反対、という図式。
posted by 藤森信吉 at 14:51| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

ナフトガス、ドドン・プーチン合意を批判

 ナフトハス・ウクライナ社は、モルドヴァ・ロシア大統領合意を批判した。
 「ウクライナは国益が空想的割引と引き換えられたときから長き道程を歩んできた。5年前、我々はガスプロムと政治介入なしに、ガスを国に供給することが可能となっていた。今日、モルドヴァは我々の2014-15年の経験を再現できるかもしれない。例によってロシアの値引き価格は実際は値引きではない。モルドヴァは今やスロヴァキアでガスを購入しウクライナ経由で輸送すれば、国境価格は190ドルとなる。一方、ガスプロムが謳う「値引き価格」は237ドル/1000m3で20%も高い」とfacebookでナフトハス社は指摘した。
 ドドン大統領は、プーチン大統領との合意で10月1日以降のガス価格は10-15ドル値引きとなり、2020年1月1日以降は40-50ドル引き、2020年4月1日以降は70ドル値引きされる可能性がある、と述べていた。
posted by 藤森信吉 at 12:38| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月11日

ウクライナ・ロシア間の航空旅客数、増加

 こちらによると、ロシア・ウクライナ間の航空旅客数は前年比57%増となっている。
 オンライン・航空チケット予約サイトの分析によると、2019年上半期、ロシアからウクライナへの航空券予約数は前年比44%増、ウクライナからロシアへは2.2倍、となっている。ロシア人にとって最も人気がある行先はキエフ(全予約数の57%)、オデッサ(22%)、リヴィウ(6%)となっている。ウクライナ人にとって人気の行先はモスクワ(52%)、サンクト(20%)、ソチ(9%)となっている。今年度上半期のウクライナ→ロシア平均チケット価格は5%安の14991ルーブルから14220ルーブリ、ロシア→ウクライナは18903ルーブリから21816ルーブリと高くなっている。上半期、ロシアへ350万人のウクライナ人が訪問しているが、これはカザフスタン国民に次ぐ数字である。第三位は中国人である。
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ウクライナとロシアとの間には直行便がないので、ミンスク経由だろうか。キエフからソチは不明。昔なら直行便1時間ちょっとなのに。制裁合戦で迷惑蒙るのは国民。
posted by 藤森信吉 at 22:06| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大統領、コロモイシキーと会談

 大統領事務局facebookによると、ゼレンシキー大統領はコロモイシキー氏と会談を行った。
 ゼレンシキー大統領は、ビジネスマンで元ドニプロペトロフシク州知事コロモイシキー氏と会談を行った。大統領執務室において、ウクライナにおけるビジネス展開問題やエネルギー部門について意見を交わした。6月に、「ビジネス・政治対話」フォーラムにおいて、大統領は企業家に対してドンバスのインフラ復興への投資を呼びかけ、また社会問題解決で国家を助けるようアピールを出していた。



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 隠す気ゼロ。どうでもいいことだが、卓上のミネラルウォーターは私も愛飲している銘柄w(一番有名なブランドだけど)
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2019年09月10日

ウクライナのリバース輸入能力、年250億m3に

 こちらによると、ウクライナのEU側からのガス輸入量が6910万m3/日に達した。
ガス輸送システム(GTS)・ウクライナ管理会社のマクホン社長によると、ウクライナのヨーロッパ側からのガス輸入量は6910万m3/日で最高記録を更新した。ウクライナはポーランド側ルートの輸送力を4.3万m3/日から6.4万m3/日に増強し、スロヴァキア・ハンガリー・ルートの最大限利用と合わせて、斯様な数字を達成した。
ウクライナは暖房シーズン入り前に、地下ガス備蓄量200億m3水準を目指している。2020年以降、ガスプロムの輸送量が停止される怖れが出ているためである。現行の7500-7800万m3/日の備蓄流入量が続けば、暖房シーズン入り時に210億m3超となる。9月7日時点では188.1億m3となっている。
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ウクライナ危機以前のリバース輸入能力は年100億m3以下だったはずで、随分と強化されたものだ。
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2019年09月09日

ポーランド、アメリカのLNGをウクライナに供給

 PGNiGは、ウクライナ向けLNGをアメリカから購入した。
 ポーランドのPGNiG社はアメリカからのLNGを購入し、再ガス化の後、ウクライナ・エネルギーリソース社に販売する。契約タンカーは11月初旬、レフ・カチンスキ名称LNGターミナルに到着し再ガス化後、ポーランドのガス輸送システムに注入され、ヘルマノビツェのコネクションを経てウクライナにもたらされる。ウクライナのパートナー企業には2019年末に輸送される。ポーランドへのLNG輸入量は劇的に増加しており、そのシェアは2016年には総輸入量の8.5%であったが、2018年には20%になっている。
ERU社は「ウクライナは最終到着地ではなく、ハンガリー、ルーマニア、モルドヴァへも輸送可能だ」と述べた。
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 やや古い記事ですが、忘備録として。ウクライナの将来的なガス不足をアメリカ・ポーランドが解消! と思ったのですが、よく読むと、スポットで買い付けたLNGをあちこちに転売、という話のようです。
posted by 藤森信吉 at 11:09| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月08日

ドドン大統領「ガス価格引き下げでプーチンと合意」

 こちらによると、ドドン大統領との会談で、プーチン大統領はモルドヴァ向け天然ガス価格を引き下げることを約束した。
 モスクワを訪問中のドドン大統領はプーチン大統領と会談し、ガス部門の今後について原則的な合意をみた。これにより、モルドヴァにおける末端ガス価格は上昇しないことになる。10月1日以降にもモルドヴァ向けロシア・ガスは値下げされることになる。また、ドドン大統領は、モルドヴァ製品の5品目が引き続きロシアに無関税で輸出されること、6月のモルドヴァの政変におけるロシアの支持についても、プーチン大統領に謝辞を述べた。
 沿ドニエストル和平については、モルドヴァの主権・領土保全を遵守する下、5+2全当事者の条件を統合する必要があるとした。



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ペアルックw。これで何度目の会談だろうか。
よく読むと2019年暖房シーズンのお話で、懸案の2020年以降のガス供給体制についてではないようだ。ロシアがウクライナとの輸送契約を締結しない限り、モルドヴァも沿ドニエストルもガス欠状態に。ウラジーミルがイーゴルと同じ未来を見ているかは不明。
追記)  スロヴァキアで買ってウクライナ経由で輸入する方が ガスプロムの「兄弟」価格より安い。
Sergiy Makogon
9月8日 23:43 ・

При цене в Словакии на ВТП в 165 долларов ≪братская≫ цена Газпрома для Молдовы в 237 долларов должна подтолкнуть правительство Молдовы к определенным выводам.

Простая математика говорит о том, что если б Молдова сейчас покупала газ в Словакии и везла к себе через Украину, то цена на входе была б около 190 долл, что на 20% ниже Газпромовской.

А если из цены отнять транспортировку до Словакии и обратно, то цена на российский газ в Молдове должна быть сейчас около 110-120 долл, что в 2 раза меньше текущей.
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2019年09月07日

ウクルトランスハス、大規模リバース実験

 こちらによると、ウクルトランスハス社は大規模なリバース輸送実験を行った。
 8月末の3日間、サユーズ・ガスパイプラインの西部国境・ドホロドチャニイ区画でリバース輸送体制で、スロヴァキアから最大4250万m3/日の輸入試験が行われた。試験は安定的な結果に終わり、通常の体制に戻った。ウクルトランスハス社は以前に、リバース体制確立のため、5つの加圧基地改修等を実施済であった。
 本試験は、2019-20冬季シーズンに向けたもので、実験中、EI諸国へのガス輸送に影響はなく、ガスプロム社の輸送も完全に履行されている。2020年以降、ガスプロムのウクライナ経由ガス輸送が完全に停止する懸念があり、冬季にむけた備蓄体制を以前よりも強化する必要がある。ヴィトレンコ・ナフトガス商務局長によると、輸送停止の場合、西部国境の現行量の半分のみがリバース輸入できるだけとなる。



posted by 藤森信吉 at 12:20| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ルカシェンコ、ウクライナ・ロシアとのオリンピック共同開催に意欲

 こちらによると、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領は、オリンピック誘致に意欲を見せた。
 大統領は、ベラルーシは、第二回ヨーロッパ競技会、欧米陸上競技大会、等の大規模なイベントを主催済であり、そしてリトアニアとのアイスホッケー世界選手権の共同開催国でもある、膨大な国とのイベントは困難であるが、施設は準備されている。主な陸上競技はベラルーシで行い、ロシアやウクライナの助けを借りたい。ロシアやウクライナはベラルーシに足りない施設を所有している、と述べた。

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 ルカシェンコ "Владимиры, вы и я видим одно и то же будущее, давай же двигаться вперед к нему"
posted by 藤森信吉 at 11:00| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

ドドン、ドイツ紙で大いに語る

 こちらにドドン大統領のインタビュー記事が掲載されているので簡単に紹介。
 ドドン・モルドヴァ大統領は矛盾の塊である。プーチンを尊敬しているが、EUとの連合協定を維持している。社会主義者だが、伝統的な家族観の堅持といったキリスト教の超保守的立場をとっている。
Q モルドヴァはどこを目指しているのか
ドドン「モルドヴァ社会は非常に分裂している。半分はEU加盟を望み残りの半分はロシアへの接近を望む。しかし皆、脱オリガルヒを望んでいた。このことはロシア、EU、アメリカの国際的なコンセンサスでもあった。社会党はEUとの連合協定の破棄を主張していたが、私は大統領就任後、モルドヴァのバランス外交を提唱した。連合協定を含む国際条約に従うが、その一方でロシアとの関係改善も模索している。
Q モルドヴァのEU加盟の現実性は
ドドン「目下の情勢では加盟できないと思う。EUは新規加盟国の準備ができていない。西バルカン諸国は何年も持っているし、我々はその後方にいる。連合協定を生活水準向上の機会としてとらえるべきだ」
Q モルドヴァのメディアはACUM・社会党の連合を「不自然な連合」と呼んでいるが、長持ちするのか?
ドドン 明言するのは難しい。第一段階では我々は反プラハトニュークで合同した。今は立場の違いが出ているが、合意できれば4年間続くだろう。
Q クリミア併合についてどう思うか。立場をはっきりさせていないが。
ドドン 「モルドヴァ大統領とモルドヴァ政府の立場は91年の独立以来、一貫している。モルドヴァは国際的に承認されたウクライナの国境線を承認している」
Q 沿ドニエストルの再統合は
ドドン 「小さな歩みを重ねて、また市民の日常生活の障害を取り除く努力を行っているが政治的解決の交渉はしていない。しかし、今日、国際社会の親モルドヴァ風潮から、早められると断言できる。ロシアが好むモルドヴァの連邦制、沿ドニエストルが強い自治権を持って特別な立場でモルドヴァ国に含まれる、は大統領府でコンセプトを練り上げており、連合パートナーに提示予定である」
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2019年09月05日

ウクライナ政府、5大課題

 こちらによると、ホンチャルク新首相は、国家の5課題を挙げた。
 ノーヴォエ・ブレーミャ紙の問い合わせに対し、新首相は自らの課題として
1.GDP成長 初年度に5%、次の4年間に各年7%以上の成長を達成し、次の5年間で100万の雇用を創出する。
2. インフラおよび通信設備の発展。24000kmの道路、15空港、5港の復興を行う。
3. 高品質の公共サービスを安価で提供
4. 有害廃棄の削減、環境重視。
5. 国家スマートフォン化の推進、10月1日から国家機関での紙書類の使用を中止。
posted by 藤森信吉 at 18:35| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月04日

ウクライナ最高会議、議院不逮捕特権の剥奪を決議

 ウクライナ最高会議は、議員不逮捕特権にかかるウクライナ憲法改正案を可決した。
 大統領はこれまで、延期を重ねてきた不逮捕特権はく奪について「誤解を解きたい。議員は、政治的決定、投票、演説について責任をとるのではない、犯罪についてのみである」と述べた。大統領は、過去20年間にわたり繰り返されてきた、議員特権はく奪の選挙公約→議会で不可欠→有権者は忘れる→次の選挙でまた公約、という「永久機関」を批判し、議員の不逮捕特権は、オーストリア、英国、スペイン、アメリカ、カナダ、ドイツ、豪州等ではないことを指摘した。
 本改正法は大統領の署名を経て、2020年1月1日から発効する。

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posted by 藤森信吉 at 16:49| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モルドヴァ議会サイト、ロシア語版追加

 こちらによると、モルドヴァ議会サイトにロシア語版が追加された。
 グレチャヌィ議長はfacebook上で「モルドヴァ議会のサイトはロシア語版が稼働したことでロシア語国民もアクセスする。これは国の全住民に同権を与えているための包括的政策の一環である。2014年の国勢調査によれば約40万人のモルドヴァ国民が、ロシア語を話している、と回答した」と記した。議会サイトは、ルーマニア語、英語、フランス語版もある。モルドヴァ差別撤廃・平等会議は、2018年版報告書内で、議会サイトのロシア語版の欠如の是正を求めていた。
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因みにウクライナ最高会議サイトもロシア語版あり。沿ドニエストル最高会議のサイトはロシア語版と英語版のみ。
posted by 藤森信吉 at 16:30| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする